10月18日に北九州市で開幕した体操の世界選手権。大会3日目の男子予選では、5班で演技したコロンビアの選手から新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、一時試合を中断。防護服に身を包んだスタッフによって、全種目の器具を消毒したため約1時間30分後に、6~8班の競技を再開した。
コロナ禍での開催でやむを得ないアクシデントながら、不満を漏らす選手もいる。そのひとりが6班で演技したアイルランドのリース・マクレナガンだ。前回大会あん馬で銅メダルの22歳は、まさかの落下があり13.766点で24位に止まり、予選落ちを喫した。
マクレナガンは、この敗因について「これまでのトレーニングが台無しで悲しい。器具から滑り止めの粉が拭き取られ、演技まで1時間30分待つように言われた」と嘆いた。そして「このようなことが世界で繰り返されないことを願う」と述べている。
アイルランドの監督は、大会側が講じたコロナの対応に理解を示すも「リースはいつも通りルーティンが行なうのが難しく、決勝を逃す不運にあった」と説明した上で、「彼なら決勝にいけると信じてるし、アイルランド体操界のために国旗を掲げていることを誇りに思う」と母国紙『The Irish Times』で語っている。
大会はその後も予定通り続いている。男子個人総合決勝は22日、種目別決勝は23~24日に開催する。
構成●THE DIGEST編集部
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コロナ禍での開催でやむを得ないアクシデントながら、不満を漏らす選手もいる。そのひとりが6班で演技したアイルランドのリース・マクレナガンだ。前回大会あん馬で銅メダルの22歳は、まさかの落下があり13.766点で24位に止まり、予選落ちを喫した。
マクレナガンは、この敗因について「これまでのトレーニングが台無しで悲しい。器具から滑り止めの粉が拭き取られ、演技まで1時間30分待つように言われた」と嘆いた。そして「このようなことが世界で繰り返されないことを願う」と述べている。
アイルランドの監督は、大会側が講じたコロナの対応に理解を示すも「リースはいつも通りルーティンが行なうのが難しく、決勝を逃す不運にあった」と説明した上で、「彼なら決勝にいけると信じてるし、アイルランド体操界のために国旗を掲げていることを誇りに思う」と母国紙『The Irish Times』で語っている。
大会はその後も予定通り続いている。男子個人総合決勝は22日、種目別決勝は23~24日に開催する。
構成●THE DIGEST編集部
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