専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

「完璧なフィナーレ」村上茉愛の“有終の美”を欧州メディア絶賛!「ウチムラができなかったことを実現した」

THE DIGEST編集部

2021.10.25

種目別ゆかで優勝した村上茉愛。試合後には引退する意向を口にした。 (C) Getty Images

種目別ゆかで優勝した村上茉愛。試合後には引退する意向を口にした。 (C) Getty Images

 日本女子体操界を引っ張ったメダリストの“有終の美”は、多くの人を引き付けたようだ。
 
 体操世界選手権は10月24日、北九市立総合体育館で最終日が行なわれた。東京五輪銅メダルの村上茉愛は、種目別ゆかの決勝に出場し14.066点で優勝。五輪でもメダルを獲得した得意種目で世界の頂点に立った。
 
 村上は演技後のインタビューで現役引退を発表。引き際を飾ることとなった最高の演技には、海外メディアからも称賛の声が上がった。
 
 スイスラジオ局『Radio Top』 は、「ウチムラにできなかったことを、ムラカミが実現した」と、同じく第一線から退くことが予想される内村航平と比較。また「25歳の彼女が実際に競技を終えることになれば、完璧なフィナーレになるだろう」とキャリアの理想的な締めくくりだと絶賛した。
 
 さらに同メディアは、日本女子体操界の今後にも言及した。「ムラカミの後継者はもう決まっている」と挙げたのは、種目別平均台を制した18歳の芦川うらら。村上とポーリーヌ・シェーファー・ベッツ(ドイツ)を下し、日本勢67年ぶりに同種目世界一に輝いた新星に期待した。
 
 13年に世界選手権代表に選ばれて以降、日本のトップを走り続けてきた村上。最後まで、華やかな演技で観るものを魅了した。

構成●THE DIGEST編集部
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号