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15歳ワリエワが世界新スコアでカナダ大会を制覇!表彰台をロシア女子が独占、日本勢最高は三原舞依の4位【GPフィギュア】

THE DIGEST編集部

2021.10.31

衝撃的なGPデビューを飾った15歳のワリエワ。(C)Getty Images

 現地時間10月30日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦カナダ大会が2日目を迎え、女子のフリースケーティング(FS)が行なわれた。

 優勝したのはロシアの15歳、カミラ・ワリエワだ。前日に行なわれたショートプログラム(SP)で84・19点を獲得して首位に立ち、最終滑走でリンクに登場したワリエワは、名曲『ボレロ』にのせて、4回転サルコー、4回転+3回転トゥループ、4回転トゥループ+オイラー+3回転サルコーと3本の4回転ジャンプを着氷。トリプルアクセルでは着氷が乱れて減点となったが、危なげない演技で180・89点をマークし、総合265・08点で優勝した。

 ワリエワは自身初のGPシリーズ制覇だけではなく、スコアでは女子シングルにおけるフリースケーティング、総合スコアの世界新記録を更新している。
 
 2位には同じロシアの24歳、エリザベータ・トゥクタミシェワが入った。フリーではトリプルアクセル2本を含むジャンプをほぼノーミスで着氷し、妖艶な演技で魅せた。FS151・64点、総合232・88点というスコアで、銀メダルを獲得している。

 そして3位にもロシアのアリョーナ・コストルナヤ。トリプルアクセルや3回転ルッツでのミスは見られたが、ダブルアクセルや3回転のコンビネーションジャンプなどを成功させ、評価は138・96点。総合214・54点でフィニッシュしている。

 日本勢は三原舞依がフリーで142・12点で自己ベストを更新。総合210・01点で4位と表彰台には届かなかったが、ノーミスの演技を披露し、大きな喝采を浴びた。

 ともにトリプルアクセルを着氷した樋口新葉はFS135・86点、総合205・27点で6位、河辺愛菜は133・22点、総合186・52点で9位で終えた。

 第3戦はイタリアのトリノで来週末に開催される。日本からは鍵山優真、友野一希、宮原知子、三原舞依らが参加。ロシアからは世界選手権連覇のアンナ・シェルバコワが参戦する予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】15歳ワリエワが4回転サルコーを着氷! 難なく高難度ジャンプを決める姿に喝采
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