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ラグビー

オールブラックスが前回王者のプライドで3位を死守。40-17でウェールズを下す【ラグビーW杯】

THE DIGEST編集部

2019.11.01

ベン・スミスの背面トライから勢いを増したオールブラックス。2<br />
大会連続優勝のプライドで、3位を死守した。(C)Getty Images

ベン・スミスの背面トライから勢いを増したオールブラックス。2
大会連続優勝のプライドで、3位を死守した。(C)Getty Images

[ラグビーW杯]ニュージーランド40-17ウェールズ/11月1日/東京スタジアム

 ラグビーワールドカップの3位決定戦が11月1日、東京スタジアムで行なわれ、オールブラックス(ニュージーランド代表)が40対17でウェールズを下した。

 両チームの対戦成績は、31勝3敗でオールブラックスが圧倒的に優位に立ってはいる。しかし、W杯直前の世界ランキングではウェールズに1位の座を譲ったこともあり、見逃せない一戦となった。

 そして、W杯も7試合目となると、負傷で両チームとも戦力が万全でない中、ウェールズは、若手選手を積極的に起用。10月22日にジョシュ・ナヴィディに替わり代表へ招集された21歳のオーウェン・レーンが、ウィングでW杯デビューを果たす。

 前半開始5分、LOのブロディー・レタリックからのパスを、PRのジョー・ムーディがトライという重量級の得点をしたオールブラックス。13分には、FBのボーデン・バレッドがディフェンスを交わして2トライ目を挙げると、流れはオールブラックにあるかに見えた。

 しかし、ウェールズもラインアウトでじりじりと攻め入ると、19分にはハラム・エイモスがトライ。その後もペナルティを得てリース・パッチェルが確実に決め、14-10まで詰め寄った。

 そこから、今回で代表引退となるベン・スミスが、背面トライを含めた2トライを奪い、存在感を見せる。オールブラックスは全てのコンバージョンゴールも決め、28-10で前半を折り返した。
 後半は、42分、オールブラックスのCTBライアン・クロッティがトライ。コンバージョンも決まり、35-10とリードを広げる。
 
 57分には、ウェールズのチームの精神的支柱であるキャプテンアラン・ウィン・ジョーンズ、オールブラックスのソニー・ビル・ウィリアムズといったベテラン勢がベンチに引き下がると、観客席からは彼らの最後の試合をたたえる拍手が、自然と沸き起こった。

 59分にはウェールズのWTBジョシュ・アダムズが今大会最多の7トライ目を決め、35-17追加点で35-11に。

 その後、76分にはオールブラックスのSOモウンガがダメ押しのトライ。そのまま終了のホイッスルが鳴り響き。オールブラックスが勝利。2013年以来3度目の3位で大会を終えた。

 W杯の決勝イングランド対南アフリカは、11月2日、横浜国際総合競技場で行なわれる。残すはあと1試合。「ウェブ・エリス・カップ」を手にするチームは果たしてどちらか?

【PHOTO】オールブラックスが前回王者のプライドで3位を死守!盛り上げたサポーターたちは今日も熱かった・・・!

構成●THE DIGEST編集部

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