専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
フィギュア

「成長しているという実感がある」宇野昌磨がフィギュアの大会参加を経て得た自信とは?【NHK杯】

THE DIGEST編集部

2021.11.12

アメリカ大会を終えた宇野は、「いいイメージでここまで来られた」と自信をのぞかせた。(C)Getty Images

アメリカ大会を終えた宇野は、「いいイメージでここまで来られた」と自信をのぞかせた。(C)Getty Images

 11月12日からフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯が開催される。前日の11日、会場である代々木第一体育館で公式練習が行なわれ、男子シングルの宇野昌磨がオンライン取材に応じた。

 第1戦スケートアメリカでは、ネイサン・チェンをかわして2位でフィニッシュした宇野。この時に優勝したヴィンセント・ジョウとは再戦となるが、「アメリカ大会を終えて、フリープログラムの反復練習を含めて、(4回転)サルコーを重点的にやってきた」と語り、NHK杯へ準備を積み重ねてきたと明かした。

「この大会に向けて、やるべきことはやってこれた。試合というものは、練習でできたことができない特別な場所だと思っている。けれど、成功しても失敗しても、今日までやって来たことは無駄にならないと思うし、悔いは全く残っていない。試合でも悔いを残すことなく滑り切ることができるんじゃないかと思っている」
 
 スケートアメリカでは、ショートプログラム(SP)の冒頭で4回転フリップが2回転になるミス。 フリーの『ボレロ』では、冒頭の4回転フリップで手をつき、続く4回転サルコーは3回転の判定。後半のトリプルアクセルを含めたコンビネーションジャンプも「回転不足」がついた。

 アメリカ大会でフリーの演技を終えた後、宇野は「(ヴィンセント・)ジョウ選手の練習を見ただけでも、どれだけ練習してきたのかが伝わって来た」とコメント。「もっと練習しないといけないなと思った」という実感をそのまま行動に移し、万全の状態で大会を迎えた。

「僕にとって今回のプログラムで、安心できるジャンプというのはほぼ一つも入っていない。どこでミスが起きてもおかしくはないと思っている。けれど、今日までの練習では大崩れする回数が減ってきた。

 だからといって、完璧な演技をコンスタントにできる状態というわけではない。当日どうなるか分からないけれど、ジャパンオープン、アメリカ大会と試合をこなすごとに、自分が成長しているという実感を持っている。成功しても失敗しても、悔しがりすぎずに、頑張りたい」

 なお、男子SPは12日19時4分から開始。宇野は第10番滑走、20時19分に登場予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】GPシリーズ開幕戦は波乱の幕開けに…宇野昌磨、佐藤駿、ネイサン・チェンらの2日目厳選ショットをチェック

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号