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「辞めるべきか悩んだ」金メダルまであと一歩の宇野昌磨の気持ちを変えたコーチとの出会いとは「氷上以外での夢はない」

THE DIGEST編集部

2021.11.11

3年ぶりGPシリーズ優勝を目指す宇野。初戦のアメリカでは2位と上々のシーズンインを果たした。(C)Getty Images

3年ぶりGPシリーズ優勝を目指す宇野。初戦のアメリカでは2位と上々のシーズンインを果たした。(C)Getty Images

 11月12日に開幕するグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯に出場する男子シングルの宇野昌磨(トヨタ自動車)。これまで主要国際大会で10個の銀メダルを手にしてきた23歳だが、「自分のキャリアの多くは銀で終わっている。正直に言えば、映画の主人公となり目標を達成したい」と、五輪の公式メディア『Olympic Channel』の取材で語っている。

 平昌五輪では羽生結弦に続き銀メダルの快挙を達成した宇野は、世界選手権では2度、2018年のGPファイナルでも2位と優勝まであと一歩のところで辛酸をなめた。2019年11月のGPシリーズのフランス杯を8位で終え、GPファイナルを逃した際には「フィギュアスケートを辞めようか悩んだ」という。

 それでも「他に何が出来るか考え、ゼロから何か新しいことを始めるのではなく、スケートを続けることが成功の最善の方法だと思った。だから氷上以外での夢はない」と前を向く。
 
 そんな悩める23歳を救ったのが、現在のコーチであるステファン・ランビエール氏との出会いだった。これによって大きく考えを変えたという宇野は、こう口にする。

「ステファンと一緒にトレーニングして、出来るだけ長くスケートを続けたいと思っています。それが恩返しとはならないけど、スケーターとしての成長をしたい。そして、ステファンと一緒にタイトルを獲得して、素晴らしいコーチであるかを皆に知ってもらいたい」

 今季は、そんな頼れる師匠が振り付けを行なった『Bolero』でフリースケーティング(FS)に挑む。初戦のスケートアメリカでは2位と上々のスタートをきった23歳は、3年ぶりのGPシリーズ優勝を目指す。11月12日のショートプログラムは、10番滑走(20時19分)で登場する。

構成●THE DIGEST編集部

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