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モータースポーツ

「ホンダでさえアロンソに降伏」40歳アロンソの7年ぶり表彰台に海外メディアが反応!本人は充実感「やっと辿り着いた」

THE DIGEST編集部

2021.11.25

アロンソは「強豪チームとタイトルを戦いたい」と来季への抱負も語った。(C)Getty Images

アロンソは「強豪チームとタイトルを戦いたい」と来季への抱負も語った。(C)Getty Images

 F1第20戦カタール・グランプリで、アルピーヌのフェルナンド・アロンソは3位フィニッシュを飾り、フェラーリ時代の2014年ハンガリーGP以来となる表彰台に立った。

 40代でのポディウムは2012年ヨーロッパGPのミハエル・シューマッハー(当時メルセデス)以来となる偉業であり、健在ぶりを示したスペイン人ドライバーはレース後、かつてのチームメイトであるジェンソン・バトンによるインタビューで「7年ぶり、ついにそれを手にした。これまで幾つかのレースで表彰台に近づいたが、実現できなかった。最近では、ソチ(ロシアGP)で可能性があった。しかし今日、やっと表彰台に辿り着いた」と喜びを表わしている。

 前回、表彰台に上がって以降、2015年からマクラーレン・ホンダ(当時)で4シーズンにわたって苦しい時期を過ごし、2018年からは米国インディーカーレース、ル・マン24時間などの耐久レースに参戦と、様々な経験を積み、40歳にして戻って来た最高峰レースの舞台。今季開幕当初は新たなF1に慣れるのに苦労したが、間もなくすると持ち前のドライビング能力と経験を活かし、見事なオーバーテイクショーや上位陣相手のフェアかつ巧みなブロックを披露するなど、アロンソは多くの見せ場を作り出してきた。
 
「これが自身98回目のポディウムだったが、97回目と98回目の間は長かった」「キャリアの中ではアップダウンがあり、良いことも悪いこともあった。だからこそ、この(3位の)トロフィーには多くの意味がある」と感慨深く語った彼は、また「次はそれほど待たずに済むといいね!」と冗談まじりながらも意欲を示し、さらに大きな目標も明かしている。

「今後の数年で何が起こるか予測するのは難しいが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、そして強豪チームとタイトルを戦いたい。来季は(レギュレーションの変更により勢力分布が)リセットされ、速い車を作れるかどうかは我々次第となる。2022年は、昨季からの続きではなく、全ての者が同じ条件下に置かれる。その中で我々は、よりスマートに戦い、速い車を作る必要があるが、その準備はできている」
 

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