日本のエースが喫したまさかの敗戦は、世界で小さくない話題となっている。
現地時間11月24日にアメリカ・ヒューストンで行なわれた世界卓球の男子シングルス2回戦で、日本の張本智和がヤコブ・ディヤス(ポーランド)にゲームカウント3-4で敗れた。
波乱の結果だった。互いに1ゲームずつ取り合ってゲームカウント2-2で迎えた第5ゲームをサービスで優位に立って奪取した張本。しかし、粘るディアスを前にミスを連発。結局、最終ゲームまでもつれた試合は、フォアハンドで攻め切ったポーランドの26歳が制したのである。
試合後、「東京五輪から成長できていない」と悔しさをにじませた張本。優勝候補の一角にもあげられていた中で、格下に不覚を取った18歳には、海外メディアも驚きを隠さない。中国のスポーツポータルメディア『新浪体育』は、「日本の男子卓球はショックに見舞われた」と銘打ったマッチサマリーにおいて、次のようにレポートした。
「世界卓球で大波乱が起きた。中国勢のライバルと目されていた日本の張本がフルセットの末に、ポーランドのディアスに敗れたのだ。これで日本の男子シングルスは、戸上隼輔を除いて参戦者は全滅。悲惨な結果になっている。ともかくこの日本のティーンエージャーの黒星は本当に予想外であり、彼がここからどのように立ち直るかは興味深いところである」
また、「張本は明らかにディアスに息を吹き返すチャンスを与えてしまった」と分析した中国メディア『Sports Eastday』は、「中国男子卓球にとってもライバルと目されていた日本人の敗戦は見逃せない」としたうえで、こう続けた。
「中国人選手を倒して優勝することを目標に掲げていた張本が、初戦で姿を消すのは、誰も思っていなかった。しかし、試合後に落ち込みながらも、素直に実力不足を認めた彼は、なぜ国際舞台で勝てないのかをじっくりと見つめなおすはずだ」
よもやの敗戦を喫してしまった張本。試合後に「とにかくイチからやり直すしかない」と語った彼は、いかにして立ち直るのか。森薗政崇との男子ダブルスと、早田ひなとの混合ダブルスでのパフォーマンスに注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTOギャラリー】石川佳純、伊藤美誠、早田ひな、平野美宇...女子卓球界が誇る史上最強の逸材たちを一挙にチェック!
現地時間11月24日にアメリカ・ヒューストンで行なわれた世界卓球の男子シングルス2回戦で、日本の張本智和がヤコブ・ディヤス(ポーランド)にゲームカウント3-4で敗れた。
波乱の結果だった。互いに1ゲームずつ取り合ってゲームカウント2-2で迎えた第5ゲームをサービスで優位に立って奪取した張本。しかし、粘るディアスを前にミスを連発。結局、最終ゲームまでもつれた試合は、フォアハンドで攻め切ったポーランドの26歳が制したのである。
試合後、「東京五輪から成長できていない」と悔しさをにじませた張本。優勝候補の一角にもあげられていた中で、格下に不覚を取った18歳には、海外メディアも驚きを隠さない。中国のスポーツポータルメディア『新浪体育』は、「日本の男子卓球はショックに見舞われた」と銘打ったマッチサマリーにおいて、次のようにレポートした。
「世界卓球で大波乱が起きた。中国勢のライバルと目されていた日本の張本がフルセットの末に、ポーランドのディアスに敗れたのだ。これで日本の男子シングルスは、戸上隼輔を除いて参戦者は全滅。悲惨な結果になっている。ともかくこの日本のティーンエージャーの黒星は本当に予想外であり、彼がここからどのように立ち直るかは興味深いところである」
また、「張本は明らかにディアスに息を吹き返すチャンスを与えてしまった」と分析した中国メディア『Sports Eastday』は、「中国男子卓球にとってもライバルと目されていた日本人の敗戦は見逃せない」としたうえで、こう続けた。
「中国人選手を倒して優勝することを目標に掲げていた張本が、初戦で姿を消すのは、誰も思っていなかった。しかし、試合後に落ち込みながらも、素直に実力不足を認めた彼は、なぜ国際舞台で勝てないのかをじっくりと見つめなおすはずだ」
よもやの敗戦を喫してしまった張本。試合後に「とにかくイチからやり直すしかない」と語った彼は、いかにして立ち直るのか。森薗政崇との男子ダブルスと、早田ひなとの混合ダブルスでのパフォーマンスに注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
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