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ラグビー

「死に至らしめた」「サイズがすべてではない」衝撃トライの南アフリカWTBコルビを欧州メディアが激賞!【ラグビーW杯】

THE DIGEST編集部

2019.11.03

75分に圧巻のトライを奪ったコルビ。170センチの小柄な男が大仕事をやってのけた。(C) Getty Images

75分に圧巻のトライを奪ったコルビ。170センチの小柄な男が大仕事をやってのけた。(C) Getty Images

[ラグビーW杯・決勝]イングランド12-32南アフリカ/11月2日/横浜国際総合競技場

 今大会最後のトライは、文字通り圧巻だった。

 南アフリカが25対12とリードして迎えた75分、イングランドにトドメを刺したのが、WTBのチェスリン・コルビだ。

 敵の司令塔オーウェン・ファレルの突破を食い止めて、マイボールとなった瞬間、右サイドを駆け上がってパスを受ける。巧みなステップで一人をかわすと、圧倒的なスピードで独走。故障で欠場した準決勝のウェールズ戦の鬱憤を果たすかのようなトライを決め、雄叫びをあげた。

 その後のコンバージョンも成功させたスプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)が、終わってみれば32対12で快勝。2007年大会以来3度目となる戴冠を果たしたのだった。

 最後の最後で衝撃のトライを決めたコルビを、敵国のメディアも称賛。英紙『INDEPENDENT』は、「コルビの魔法が南アフリカに3度目の栄冠をもたらした」として、次のように綴っている。

「南アフリカのウイングは、大きなステップでイングランドの守備を引き裂き、地面にボールを叩きつけて得点を挙げた。横浜からヨハネスブルグまでの狂喜乱舞を引き起こしたのだ」
 

 また、ラグビー専門サイト『RUGBY ONSLAUGHT』も、「コルビがイングランドのファレルを死に至らしめた」とこのトライを激賞。さらに今大会の活躍を次のように称えている。

「コルビのダンスは、2019年大会に火をつけた。小さなウインガーはサイズがすべてではないことを示した。そのフットワークとテンポでディフェンスの裏を突き、彼を突破口にチームメイトが数少ないチャンスを掴むのを可能にした」

 母国を戴冠に導いた14番は、2019年の年間最優秀選手賞にノミネートされている。11月3日の「ワールドラグビーアワード2019」で発表されるこの賞を手にし、優勝に花を添えられるか。

構成●THE DIGEST編集部

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