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「この勝利には大きな意味がある」伊藤美誠を破った王芸迪を中国メディアが称賛!「第1ゲームの逆転が鍵となった」

THE DIGEST編集部

2021.11.28

王(右)の強烈なショットに押された伊藤(左)。シングルスでのメダル獲得はならなかった。(C)Getty Images

 またしても中国の牙城は崩せなかった。

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 現地時間11月27日、アメリカのヒューストンで行なわれている世界卓球は女子シングルス準々決勝を実施。第3シードの伊藤美誠(世界ランク3位)は、中国の王芸迪(同10位)にゲームカウント1-4で敗れ、シングルスでの自身初となるメダル獲得まで一歩届かなかった。

 試合序盤から激しいラリーが繰り広げられ、10-12で第1ゲームを落とした伊藤。その後は11-7で第2ゲームを取り返すも、第3、4ゲームは主導権を握られて2-11、7-11で奪われる。続く第5ゲームは9-11に終わり、王の強烈なショットに対応しきれなかった。
 
 この結果を受け、中国のスポーツメディア『網易体育』は「世界選手権シングルスに初出場の王が好プレーを見せ、中国女子のトップライバルである伊藤を4-1で退けた」と速報。「第1ゲーム8-10から4点を連取したことで、王の士気は大きく高まった」と試合のターニングポイントを分析している。
 
 また、前日の4回戦で早田ひなを下していた王の勝ち上がりについては「2人の日本選手を撃破したこと、特に伊藤を破ったことには大きな意味がある」と称賛。4回戦の勝利後には「ずっと外国人選手との対戦でプレッシャーもあるが、一歩前へ進むために良いプレーをしようというモチベーションにもなっている」と4強入りの心境を語ったという。

 この日は、石川佳純も東京五輪金メダルの陳夢(中国)にストレート負けを喫し、日本の男女シングルスが全滅。4強入りを決めている男子ダブルスの宇田幸矢/戸上隼輔ペア、女子ダブルスの伊藤/早田ペア、混合ダブルスの早田/張本智和ペアの金メダル獲得に期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部

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