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世界卓球で快進撃の早田ひなを中国メディアが警戒する2つの理由とは?「伊藤美誠に代わる“新しい主要なライバル”になる」

THE DIGEST編集部

2021.12.02

世界卓球選手権・ヒューストン大会で、女子ダブルス、混合ダブルスにおいて銀メダルに輝いた早田。(C)Getty Images

世界卓球選手権・ヒューストン大会で、女子ダブルス、混合ダブルスにおいて銀メダルに輝いた早田。(C)Getty Images

 11月29日(現地時間)までアメリカ・ヒューストンで行なわれた『世界卓球2021』が終了した。日本勢は中国勢に敗れ、惜しくも金メダル獲得はならなかったものの、たしかな存在感を見せつけた。

【動画】女子ダブルス表彰式の様子をチェック

 女子卓球界で絶対的な存在と化してきた中国。近年、そのライバルとして取り上げられてきたのは、伊藤美誠だ。東京五輪の混合ダブルスで金メダルに輝き、世界中に衝撃を与えた彼女の圧倒的な強さは、中国で“大魔王”と呼ばれるほど、徹底的にマークされている。

 しかし、この世界卓球後は、新たな日本人選手に熱視線が向けられた。それは、早田ひなだ。

 伊藤と同じ21歳の早田は、今大会も左利きを生かしたダイナミックなパフォーマンスで快進撃を披露。女子ダブルス、混合ダブルスで銀メダルを獲得した。

 堂々たるパフォーマンスを中国メディアも恐れる。ポータルメディア『新浪体育』は、「この世界卓球大会を通して、早田の研究をする必要が出てきた」と報道。次のように警戒を強める理由を列挙した。
 
 彼らが警戒するひとつめの理由は、「背が高く手足が長いため、卓球台から離れた位置からも、広範囲で球を拾い、力のある強いボールを打ちやすい」という点。そしてふたつめは、「精神面のバランスが取れているため、プレーが安定しており、ミスが少ない」ということである。

 続けて「彼女の攻撃力はもともと弱くなく、練習を積み重ねていくことで、さらに進化するだろう」と伝え、「伊藤美誠に代わって、早田ひなが中国の女子卓球の『新しい主要なライバル』になるかもしれない」と見解を示した。

 そんな早田は、大会終了後、自身のインスタグラム(@hina____hayata)を通じて、こうコメントを寄せた。

「嬉しい気持ちもありますが悔しい気持ちの方が大きく、1本の重み、コントロール力、体力、メンタルなど3種目に出させていただいたからこそ色々な気付きがあり、時には難しく、苦しい時もありましたが世界選手権に向けて自分がやってきたことは間違っていなかったんだなと感じました。ですが、最後の壁を越えるにはまだまだやらなければいけないことが沢山あるなと感じた大会でもありました」

 これからも挑戦し続け、目標に向かって全力で突き進みたいと意気込んだ21歳。彼女は今後どんな活躍を見せてくれるのか。期待は高まるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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