現地時間12月３日、F１第21戦のサウジアラビア・グランプリが開幕。平均時速250キロを超えるハイスピードコースのジェッダ・ストリート・サーキットにて、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅が初走行を迎えた。

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　フリー１回目（FP１）は26周回で、そのベストタイムが全体15番手の１分31秒99という内容。しかし、ハードタイヤで20周回を走行した２回目（FP２）は、１分29秒597とタイムを上げ、順位を８番手まで上昇させる素晴らしいドライビングだった。

　開幕前には「セーフティーカーからの車載カメラで見ると、ライトアップされた感じがシンガポールに似ている」とコースの印象を語っていた角田。レース後には「今までに走ったこのないようなコースですごく楽しめました！」と充実した様子でSNSに投稿しており、チームの公式サイトでに次のように初日を振り返っている。
  「今日のペースは非常に良く、ハードタイヤがうまく機能したので、他のコンパウンドのタイヤもマシンを合わせるよう調整する必要があります。全体的には、力強さを見せられたと思います。まだ十分にロングラン走行ができていませんが、今日のパフォーマンスは僕をポジティブにさせるものでした」

　そんな彼について、アルファタウリは「堅実な週末の始まりであり、日曜日にはポイント圏内に戻れることを期待している」と公式SNSでコメント。パワーユニット・サプライヤーのホンダも、公式サイトでレッドブル・グループ４台のトップ10入りを強調し、「ハードタイヤで８番手のマークする素晴らしい結果だった」と角田を称賛した。

　一方、この日はチームメイトのピエール・ガスリーもFP１で４番手、FP２で３番手という好調ぶりだった。F１公式サイトは、アルファタウリ勢について「サウジアラビアで素晴らしい初日を過ごした。今週末、コンストラクターズ・ランキングでアルピーヌとのギャップを埋めようとしている両ドライバーは、堅実な結果を求めている」と伝えた。

　また、角田のドライビングについても「ライトアップされた中のFP２では、とりわけ曲がりくねったセクター１を通して、ラップを軌道に乗せた」と言及している。