12月４日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は、記者会見を実施。コグマと月山和香の入団、そして小波の退団を発表した。

　まず、ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは、「まず最初に、コグマ選手と月山和香選手が正式な所属ということになったことを報告します。いままではフリー選手扱いだったんですけども、これからは正式な所属、契約所属選手となった」と説明。続けて「明確に言いますと、スターダムにいま（フリーで）出てる選手もいるんですけど、最初はフリー選手扱いで、それが何か月かすると正式に所属になるという形態をスターダムは取っております」と補足。今後もフリー参戦の選手が所属になる可能性はありそうだ。

　そして、小川EPは、「小波選手がこの12月いっぱいをもちまして、契約選手ではなくなります」とコメント。そして、小波本人が退団に至った経緯を明かした。

「このたび、12月29日をもちまして、いったんスターダムの方を退団させていただく運びとなりました。理由としては自分の体調がすぐれないことと、一度自分と向き合う時間を作って、しっかり体調の方を戻して、またプロレス復帰する際はスターダムのリングに上がりたいと思ってます」

　小川EPが「そういう意味ではレギュラー参戦ではなく、一応これからフリー扱い。今後に関しては状況次第で出場ということになります」と話すと、首の負傷で欠場中のジュリアが「え、え、え、ちょっといい？」と乱入。小波への挑戦を申し込んだ。

「ちょっといい？ なに勝手なこと言ってるの？ なんにも聞いてないんだけど。12月で一区切りつけるんだったら、私が復帰して最後両国での相手やってやる。私と12月29日両国でシングルマッチ、やってください」
  　思わぬ挑戦を受け、小波は「12月29日に復帰する。それより、ジュリア、体調大丈夫なの？ そっちの方が心配だ。でも、まあいいや。なんか言っても聞かない女だっていうのは、わかってる」と真向から対峙する意思を見せた。

「スターダムでジュリアより熱い女はいないと思ってる。私のために復帰を決意してくれたのは、すごくうれしい。私たちの間に多くの言葉はいらないと思うし、だったら両国、私がスターダム所属最後の試合、ジュリアとやってやるよ」

「絶対に最後なんかにさせないから」と含みを持たせたジュリア。数々のバトルを繰り広げてきた両者の熱戦が期待される。

文●どら増田