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モータースポーツ

「忘れるべきレース」悔しい14位の角田裕毅に各国メディアは厳しい評価。ヴェッテルは「遅かれ早かれ彼には抜かれていた」

THE DIGEST編集部

2021.12.06

角田は予選で好走を見せただけに決勝でも期待されたが…。(C)Getty Images

角田は予選で好走を見せただけに決勝でも期待されたが…。(C)Getty Images

 F1第21戦のサウジアラビア・グランプリは現地時間12月5日に決勝が行なわれ、8番手にからスタートしたスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、他車への接触などもあって順位を下げ、14位フィニッシュでポイント獲得はならなかった。

 満足感と悔しさが入り混じった予選を経て、今回は初めてミディアムタイヤでのスタートとなった日本人ルーキーだったが、今回もまたスタートの混乱の中でエステバン・オコンとの接触などもあって一時は12番手まで落ち、さらには赤旗中断後の再スタートも失敗してポイント圏内から遠ざかる。

 しかし、2度目の赤旗再スタートでは9番手にジャンプアップ。前を走るセバスティアン・ヴェッテル(アストンマーティン)に対しても好ペースで迫ったが、23周目にターン1で仕掛けた際に接触、フロントウイングを失ってピットインを余儀なくされ最後尾に落ち、さらに事故の責任を問われて5秒のタイムペナルティーを科せられる。その後も、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)を抜くなど、最後まで全力で走り抜いたものの、14位でレースを終えることとなった。
 
「今日のレースは、タフなものになりました。序盤は苦戦することが多かったですが、最後のリスタートを上手く利用し、幾つかポジションを上げることができました。しかし、少しプッシュし過ぎたせいで、残念ながらヴェッテル選手と接触してしまいました。その時点でのペースは悪くなかったので、無理せずに次のチャンスを待つべきだったと感じます。これについては、自分の判断ミスだったと思っているので、レース後に彼には謝りました。ポイント獲得目前だったこともあり、とても悔しいレースになりました」

 このようにチームの公式サイトでレースを振り返った角田に対し、ヴェッテルは「明らかに、あれでレースは台無しになった。ユウキによってレースから弾き出されたのは、とても運が悪かった。僕はあの状況にしっかり対応し、スペースも十分に空けたが、突然、背後からヒットされた。この接触がなければ順位を落とすことはなく、後のキミ(・ライコネン)とのアクシデントもなかっただろう。“たら・れば”を言っても仕方がないが……」とコメントしている。
 

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