専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
モータースポーツ

「スタートでの最大の敗者」角田裕毅のサウジGP決勝に各国メディアは低採点&評価。「最後に崩壊するパターン」との指摘も

THE DIGEST編集部

2021.12.08

失意の14位に終わった角田。ヴェッテルとの接触については、「完全に僕のミスであり、彼には謝罪した」(C)Getty Images

失意の14位に終わった角田。ヴェッテルとの接触については、「完全に僕のミスであり、彼には謝罪した」(C)Getty Images

 スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はF1第21戦のサウジアラビア・グランプリで、8番手からのスタートでポイント獲得も期待されていたが、セバスティアン・ヴェッテル(アストンマーティン)とのインシデントで後方に沈み、失意の14位に終わった。

 初開催のレースで好パフォーマンスを発揮し、前戦カタールGPに続いての予選8番手。しかし、スタートで順位を落とし、2度目の赤旗再スタートで9番手まで浮上したものの、23周目のターン1でヴェッテルを抜こうとして接触、フロントウイングを失った上に5秒のタイムペナルティーを科せられ、4戦ぶりの入賞の可能性は潰えた。

 ヴェッテルとの件については、「完全に僕のミスであり、彼には謝罪した」と語った角田。再びチャンスを活かせずに悔しい結果に終わった21歳の日本人に対して、各国のモータースポーツ専門メディアは概ね、10点満点の採点では及第点に満たない厳しい評価を下している。ただ、予選までのパフォーマンスに対してはいずれも高い評価を下しており、F1ドライバーとしての適性や能力にも疑問を呈していた以前に比べると、彼への見方は確実に変わってはいるようだ。
 
 まずオランダの『RN365』は、ミック・シューマッハー(ハース)と並ぶ下から2番目に低い「4.5」とし、「新しいジェッダでのストリートコースで、ツノダは予選までは見る者に感銘を与えたが、決勝でヴェッテルとのバトルにおいて、彼のリアに突っ込むという不器用なミスを犯し、自身に責任があることを認めた。日本人ドライバーは再浮上に長い時間を要したが、一瞬のミスで大きな成果を上げる可能性を失った」と記述。一方、それよりも低い「3」を与えた英国の『THE RACE』は、以下のようにルーキーを評している。

「バーレーンGPでミディアムタイヤでのQ3進出に失敗した彼は、21レース目にしてついにそれを成し遂げた。Q2ではガスリーをも上回った彼は、Q3でトラフィックに引っかかって10分の3秒を失ったことに失望。8番手で迎えた決勝ではスタートで10番手、1周目の終わりには12番手に落ち、再スタートで9位まで上げたのも束の間、ヴェッテルにぶつかってフロントウイングを失い、5秒ペナルティーを受けた。ポイント獲得のチャンスがあったにもかかわらず、不注意なミスによって良い結果はもたらされなかった」
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号