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モータースポーツ

角田裕毅の最終戦ポイント獲得の必要性を専門メディアが力説。英サイトはルーキーを「1つの失敗」と厳しく評価も

THE DIGEST編集部

2021.12.10

今季最終戦に挑む。来季につなげるためにも好成績を残したい。(C)Getty Images

今季最終戦に挑む。来季につなげるためにも好成績を残したい。(C)Getty Images

 スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅のF1デビューイヤーは、今週末のアブダビ・グランプリで幕を閉じることになる。

 ここまで21レースを終え、6戦で入賞を果たし、ランキング14位の20ポイントを獲得した彼は、シケイン撤去などの改修が施され、昨秋のヤングドライバーテストで走行した際とはコース特性が一変したといわれているヤス・マリーナ・サーキットでの最終レースについて、「コースが大きく変わっても、過去の経験からはどんな感じか分かっている気がします。適応はしやすいはずなので、チャンスを最大限に生かし、できるだけ多くのポイントを獲得したいと考えています」と意気込みを語っている。

 イタリアのモータースポーツ専門メディア『MOTORIONLINE』も、「2021年のF1ラストラウンドにおける角田の目標はポイント圏内だ。しばしば期待とは程遠い結果に終わった日本人ドライバーは、浮き沈みの激しいシーズンを終えようとしているが、最後に良い結果を持って帰ることで、ウィンターブレイク、そして2022年を楽観的な気持ちで迎えることができるだろう」と、有終の美を飾ることの重要性を説いている。
 
 アルファタウリは今季、チームの目標としてコンストラクターズ・ランキング5位を掲げ、それを可能にするマシンを各レースで用意してきたが、最後の1レースを残してアルピーヌに29ポイント差をつけられており、限りなく逆転は厳しい状況となっている。その要因としては様々なことが挙げられるが、アルピーヌのエステバン・オコンは以前、自チームについて「アルファタウリとは違って、我々は2人のドライバーがコンスタントにポイントを獲得できており、そこが強みだ」と語っていた。

 実際、アロンソが77ポイント、オコンが72ポイントでランキングの10、11位につけているが、対照的にアルファタウリの場合、ピエール・ガスリーは100ポイント(9位)の大台に達してアルピーヌ勢を上回っているが、一方で角田は前述した通り、20ポイントに止まっており、チーム内でも大きな差が生まれてしまった。そして残念ながら、これが目標達成を逃した最大の要因であると、多くのメディアが指摘している。
 

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