日本のモンスター撃破へ。タイの30歳が燃えている。
12月13日、ボクシングWBA、IBF世界バンタム級タイトルマッチを翌日に控えた井上尚弥(大橋)とIBF同級5位アラン・ディパエン(タイ)が、前日軽量と記者会見に臨み、それぞれ年内最後の試合に向けた意気込みを口にした。
【動画】世界を驚かせた渾身のヘッドショット! 井上尚弥のKOシーンをチェック
タイの日刊紙『Daily News』でも大々的に速報が打たれた会見で、"ビッグマウス"を展開したのは、チャレンジャーのディパエンだ。21戦無敗を誇る強敵との一戦に向け、「全然問題ない。バッチリ。心配事は何もない」と語ったチャレンジャーは、挑発気味にこう続けた。
「明日は必ずいい試合になる。俺は(異名の)密林のプレデターではなく、本当のモンスターハンターだよ」
この挑発は「このくらいの気合を入れないといい試合にはならない。期待、想像を超える試合にする」と井上にあっさりとかわされたが、視殺戦でもチャンプに鋭い睨みを利かせたディパエンは、周囲の下馬評を覆すという闘志を感じさせた。
もっとも、ディパエンにとっては楽な闘いではない。ノニト・ドネアやジョンリエル・カシメロ(ともにフィリピン)らとの来春の統一戦に向け、自信を深める28歳のモンスターはキャリアの最盛期にあり、地力の差は明確だ。
ゆえにディパエンの母国メディアも本人の言動とは裏腹に、井上との力の差にシビアな分析をしている。『Daily News』は、「イノウエは危険なファイターであり、ビデオや練習で『彼を研究した』というディパエンでさえも危機的な状況にあるのは言うまでもない」と記した。
無論、ボクシングに絶対は存在しない。数多のスターたちが大番狂わせに屈してきた過去もある。はたして、ディパエンは井上にとっては2年1か月ぶりの国内世界戦で周囲を見返すような金星を飾れるのか。両雄のパフォーマンスに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
12月13日、ボクシングWBA、IBF世界バンタム級タイトルマッチを翌日に控えた井上尚弥(大橋)とIBF同級5位アラン・ディパエン(タイ)が、前日軽量と記者会見に臨み、それぞれ年内最後の試合に向けた意気込みを口にした。
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タイの日刊紙『Daily News』でも大々的に速報が打たれた会見で、"ビッグマウス"を展開したのは、チャレンジャーのディパエンだ。21戦無敗を誇る強敵との一戦に向け、「全然問題ない。バッチリ。心配事は何もない」と語ったチャレンジャーは、挑発気味にこう続けた。
「明日は必ずいい試合になる。俺は(異名の)密林のプレデターではなく、本当のモンスターハンターだよ」
この挑発は「このくらいの気合を入れないといい試合にはならない。期待、想像を超える試合にする」と井上にあっさりとかわされたが、視殺戦でもチャンプに鋭い睨みを利かせたディパエンは、周囲の下馬評を覆すという闘志を感じさせた。
もっとも、ディパエンにとっては楽な闘いではない。ノニト・ドネアやジョンリエル・カシメロ(ともにフィリピン)らとの来春の統一戦に向け、自信を深める28歳のモンスターはキャリアの最盛期にあり、地力の差は明確だ。
ゆえにディパエンの母国メディアも本人の言動とは裏腹に、井上との力の差にシビアな分析をしている。『Daily News』は、「イノウエは危険なファイターであり、ビデオや練習で『彼を研究した』というディパエンでさえも危機的な状況にあるのは言うまでもない」と記した。
無論、ボクシングに絶対は存在しない。数多のスターたちが大番狂わせに屈してきた過去もある。はたして、ディパエンは井上にとっては2年1か月ぶりの国内世界戦で周囲を見返すような金星を飾れるのか。両雄のパフォーマンスに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部