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羽生結弦、鍵山優真、チェン…北京五輪金メダル予想! 元スケーターが「五輪王者になるために生まれた」と評したのは?

THE DIGEST編集部

2021.12.14

北京五輪の金メダルは誰の手に?左からチェン、羽生、鍵山。写真:徳原隆元、Getty Images

 羽生結弦が3連覇か、はたまた世界王者ネイサン・チェン(アメリカ)か、成長株の鍵山優真か――。北京五輪まであと2か月と迫り、フィギュアスケート男子シングルの金メダルの行方は米メディアで話題になっている。

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の急拡大を受け、グランプリ(GP)ファイナルは中止となり、フィギュア界は今季の勢いを推し量る1つの指標が失われた。そんな状況下で、誰が金メダルに相応しいかというテーマに米放送局『NBC』の対談企画で切り込んだのが、元スケーターのタラ・リピンスキー、ジョニー・ウィアー、タニス・ベルビンだ。

 まず、取り上げられたのが、アメリカ代表で圧倒的な強さを発揮するチェン。今季は初戦のGPアメリカ大会で3位に終わり、連勝記録が「14」でストップ。それでも翌週のGPカナダ大会では今季最高得点と快勝を収めた。

 そんな22歳についてリピンスキーは「4年に一度の悪い出来事で衝撃や不安を与えてはいけない。彼はスケートカナダで心配する必要がないことをみんなに教えてくれた」と連勝記録という重圧からの解放がプラスに働いていると分析した。
 
 チェンとともに金メダルが有力視される羽生は、右足首負傷の影響でGPシリーズ2戦(NHK杯、ロシア杯)を欠場。12 月22日から始まる全日本選手権出場にエントリーはされているがものの、いまだ間に合うか不透明な状況だ。それでも『NBC』は「ハニュウは全日本選手権を欠場しても五輪メンバーに選ばれる可能性がある」と、依然として脅威的な存在に位置づけた。

 さらに名手ウィアーが「新活力を吹き込んだ」と評するのが鍵山優真だ。昨シーズンの世界選手権でチェンと羽生に割って入り銀メダルを獲得した18歳は、今季唯一無敗だ。このウィアーの意見にリピンスキーも共感し「彼は上手くいえないけど、スターの質を持っている。彼は五輪王者になるために生まれてきたと思う」と称えた。

 果たして五輪のトップに輝くのは誰だろうか。五輪代表の選考を兼ねた全日本選手権での演技とともに、五輪への期待も高まるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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