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モータースポーツ

「オフもタフなものになると思う」F1デビューシーズンを終えた角田裕毅が明かすウインターブレイクの過ごし方は?

THE DIGEST編集部

2021.12.20

最高の形でシーズンを終えた角田は、来季に向けて着々と準備を進めているようだ。(C)Getty Images

最高の形でシーズンを終えた角田は、来季に向けて着々と準備を進めているようだ。(C)Getty Images

 最終戦アブダビ・グランプリで見事なパフォーマンスを発揮し、自己ベストリザルトの4位入賞を果たしたアルファタウリの角田裕毅は、浮き沈みのあるF1デビューシーズンを良い形で締めくくることに成功した。

【関連動画】自己最高の4位フィニッシュを飾った角田裕毅のオンボードカメラ映像

 その後、休む間もなく12月14日にはヤス・マリーナ・サーキットで行なわれた、来季より導入される18インチタイヤのテストに参加し、初日はミュールカーで131周を走行するなど、早くも来季に向けて精力的に仕事をこなした21歳の日本人ドライバーは、F1公式サイト『F1.com』に対して、このオフシーズンの過ごし方について、以下のように明かしている。

「まず日本に帰り、充電します。今年の2月以来、日本には帰っておらず、本当に日本食が恋しいです。だから、まずは充電することが第一です。ただ、同時に自分自身を改善することも必要です。特にフィットネス面を高めることが必要なので、(オフ中も)そこをプッシュして、来季のバーレーンでの開幕戦で良いスタートを切りたいと思います」

「そんなオフシーズンになると思うので、(トレーニングを全くせず)完全に休んだり、ビールを飲んだり、何かをしたりというようなことはないでしょう。オフもタフなものになると思いますが、良いシーズンのスタートを切るためには、必要なことです」
 
 アブダビGPの後、チームが公開した動画では、翌日にもトレーニングが行なわれることをスタッフから聞かされて少々ウンザリした表情を見せる彼の様子が見られたが、レースの世界最高峰の舞台で戦うドライバーは、全ての時間をレースのための準備に捧げることを強いられる。ただ、本人が言うように、それが結果に繋がることになる。

 F1デビュー前、テスト走行でF1のGフォースの大きさに驚き、首への負担が大きいことを明かして筋力にトレーニングに勤しんでいた角田は、しかしシーズン終盤のトリプルヘッダー(3週連続開催)の2戦目サンパウロGPが終わった後、疲労に加えて、同GPのサーキットであるインテルラゴスが数少ない左回りのコースだったこともあってか、肉体的なきつさを認め、「フィジカル面の改善の重要性を少し感じました。正直に言うと、“少し”ではなく、“かなり”です」と正直な感想を語ったものである。
 

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