男性から女性へ性別変更したトランスジェンダー選手を巡り、世界では騒動が起きている。
事の発端は、2020年まで男性として競技をしていた米国ペンシルベニア大学に通うトランスジェンダー、リア・トーマスがオハイオ州で行なわれた競技会に参加したことだ。女子200メートル自由形では1分41秒93、500メートル自由形では4分34秒06とともに大学記録を更新し優勝。さらに1650ヤード(1500メートル)では、15分59秒71で2位とは38秒差をつける圧勝をしたのだ。
無論、リアは性転換後にはNCAAの規則に基づき、男性ホルモンのテストステロンのレベルを1年間以上抑制するため実戦の場からは遠ざかっていた。それでも女性部門で戦うにはアドバンテージがあると批判の声が高まっている。
そのひとりが、30年間に渡り米国の水泳協会で勤めてきたベテランスタッフのシンシア・ミレン氏だ。米紙『Washington Times』によれば、「生物学的な男が女と競争するスポーツにはもう関わりたくない。公平な水泳は全て壊されてしまった」と嘆き、辞任を決断した。
そして同氏は、「別にリアを批判したいわけではない。何であろうと、リアは神の子だし、貴重なスイマー。だけど性に逆らって泳いでおり、男性の身体なのに女性部門で泳ぐ。身体は決して変われない」と言い、決断に至った想いを打ち明けた。
「私たちは大会をサポートしているので、それをするのは正しくないと思った。もし大会役員がいなければ水泳大会はないのだから」
米紙『New York Post』では、「ベテランの水泳関係者は『男性は女性よりも肺活量が多く、最大12%速く泳ぐ』と言っている。トーマスは、今や五輪史上最高の偉人であるケイティ・レデッキーやミッシー・フランクリンの記録に近づいている」と懸念を示した。
この高まる批判ムードに競泳界、さらにはスポーツ界ではどの様な判断を下すだろうか。トランスジェンダーのアスリートに対する新たなルールがつくられる日は近いのか。今後の動向にも注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】シュミット、ビロディド、劉霊玲、リパコワに大和なでしこたちも厳選! 東京五輪を彩った美女アスリートを一挙紹介!
事の発端は、2020年まで男性として競技をしていた米国ペンシルベニア大学に通うトランスジェンダー、リア・トーマスがオハイオ州で行なわれた競技会に参加したことだ。女子200メートル自由形では1分41秒93、500メートル自由形では4分34秒06とともに大学記録を更新し優勝。さらに1650ヤード(1500メートル)では、15分59秒71で2位とは38秒差をつける圧勝をしたのだ。
無論、リアは性転換後にはNCAAの規則に基づき、男性ホルモンのテストステロンのレベルを1年間以上抑制するため実戦の場からは遠ざかっていた。それでも女性部門で戦うにはアドバンテージがあると批判の声が高まっている。
そのひとりが、30年間に渡り米国の水泳協会で勤めてきたベテランスタッフのシンシア・ミレン氏だ。米紙『Washington Times』によれば、「生物学的な男が女と競争するスポーツにはもう関わりたくない。公平な水泳は全て壊されてしまった」と嘆き、辞任を決断した。
そして同氏は、「別にリアを批判したいわけではない。何であろうと、リアは神の子だし、貴重なスイマー。だけど性に逆らって泳いでおり、男性の身体なのに女性部門で泳ぐ。身体は決して変われない」と言い、決断に至った想いを打ち明けた。
「私たちは大会をサポートしているので、それをするのは正しくないと思った。もし大会役員がいなければ水泳大会はないのだから」
米紙『New York Post』では、「ベテランの水泳関係者は『男性は女性よりも肺活量が多く、最大12%速く泳ぐ』と言っている。トーマスは、今や五輪史上最高の偉人であるケイティ・レデッキーやミッシー・フランクリンの記録に近づいている」と懸念を示した。
この高まる批判ムードに競泳界、さらにはスポーツ界ではどの様な判断を下すだろうか。トランスジェンダーのアスリートに対する新たなルールがつくられる日は近いのか。今後の動向にも注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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