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フィギュア

坂本花織の力強い滑りで「ロシア表彰台独占論」に待った!シェルバコワに肉薄する演技に露メディアが警戒

THE DIGEST編集部

2021.12.28

坂本の演技にはロシアメディアも警戒心を高めているようだ。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

坂本の演技にはロシアメディアも警戒心を高めているようだ。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

 フィギュアスケートの全日本選手権で3年ぶり2度目の優勝を飾り、2大会連続の五輪出場切符を掴んだ坂本花織。

 ショートプログラム(SP)では隙のない演技で79.23点をマークしトップに立つと、フリースケーティング(FS)でも持ち前の高さのあるジャンプ、そしてスピードに乗ったパフォーマンスで女王の座を奪った。

 そんな彼女の演技にはフィギュア王国・露メディアも注目していた。『championat.com』は、「ロシアが五輪で表彰台を独占すると考えるのは時期尚早。我々のスケーターにとって危険なライバルがいる」と銘打ち以下のように伝えた。

「カオリ・サカモトは力強く、感情的で、さらには完璧なスケートで私たちに感銘を与えた。21歳の彼女はちょうどピークに達したようだ。ジャンプ技術が優れ、素晴らしい滑りが印象的だ」
 
 4回転ジャンプなしで234.06点を獲得した坂本を称えたうえで、同得点はロシア女子に引けを取らない演技だったという。実は同じ期間で国内選手権を実施していたロシア。こちらでも熾烈な代表選考を行なわれ、坂本の演技は3位のアンナ・シェルバコワの239.56点に肉薄するものだったのだ。

 これには「日本の審判はロシアと比べてそんなに寛大でないことに注意すべき。サカモトが同じ土俵で戦っていたら、シェルバコワと勝負できていた」と同メディアは警戒心を煽っている。

 来年2月の北京五輪では直接対決となる。男子顔負けの4回転ジャンプを組み込むロシア女子に対し、坂本はどの様なパフォーマンスで対抗するだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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