ラグビー

「ジャパンは世界を魅了した!」ラグビー日本代表が伝統の“シックス・ネイションズ”に参戦か。英紙が報じる

THE DIGEST編集部

2019.11.06

スコットランド戦で鮮烈のトライを決める福岡。日本ラグビーは世界に衝撃を与えた。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

 ラグビー日本代表が、伝統のシックス・ネイションズに参戦する可能性が浮上した。英紙『Daily Mail』が大々的に伝えている。

 南アフリカの優勝で幕を閉じたラグビーワールドカップ2019。日本国中がラグビー熱に包まれ、ホストカントリーとして臨んだ日本代表も史上初のベスト8進出を果たすなど、ピッチ内外で大盛況の下に終了した。日本でのラグビー人気は急騰しており、国際ラグビー連盟である「ワールドラグビー」はこれを足掛かりに、極東およびアジア地域でのさらなるファン獲得を模索しているという。そこで、シックス・ネイションズのメンバーに加えるという大胆プランが飛び出したのだ。

 シックス・ネイションズは日本で6か国対抗とも呼称される伝統の総当たり戦。現在はイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリアが名を連ね、年に一度、それぞれ全5試合を戦って覇権を争う。次回の2020年大会は2月1日から3月14日に開催される予定だ。

『Daily Mail』紙は日本代表が招待される可能性について、次のように報じている。

「正式なオファーはまだなされていないが、シックス・ネイションズ大会事務局は日本を招待したいと考えているようだ。日本は今回のワールドカップでチームとしても開催国としてもエキサイティングで、特大のインパクトを与えて世界を魅了した。これまでシックス・ネイションズは欧州から出たことはないが、事務局はジョージアやロシアの参戦も睨みながら、ワールドワイドな大会へのステップアップをイメージしている」

 ワールドカップ期間中にはこんな情報も流れた。日本が近い将来、「ラグビー・チャンピオンシップ」に参戦するというものだ。こちらの大会は欧州のシックス・ネイションズに対して、南半球の4か国(ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチン)で構成されている。

 しかし『Daily Mail』紙は「チャンピオンシップはどうやら日本の招聘に二の足を踏んでいるようだ」と記し、「ゆっくり吟味して4~5年後の招待をプランニングしている。シックス・ネイションズはそれを見込んで、日本に対して先手を打つだろう。放映権料など収益面を考えても、きわめて優良な招待国だからだ」と論じている。

 
 いずれにせよ、日本代表はいまや世界のラグビー界において、一目も二目も置かれる人気チームとなった。1883年に英国3チーム+アイルランドの4か国でスタートし、136年の歴史を誇るビッグイベントへの参戦が実現したなら──。試合をこなすための移動は過酷を極めるだろうが、またここ日本の地で、欧州列強との真剣勝負が拝めるのだ。ファンにとっては堪らないだろう。

 はたして今後どのような展開を見せるのか。動向を注視していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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