専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
マラソン・駅伝

【箱根駅伝|実力番付】駒澤、創価、青学、國學院の4強が軸。東洋はシード権争いか

佐藤俊

2022.01.01

各チームの現有戦力で番付を作成。今大会は4強による優勝争いになりそうだ。

各チームの現有戦力で番付を作成。今大会は4強による優勝争いになりそうだ。

 東西の横綱は、前回大会で総合優勝を争った駒澤大と創価大。青山学院大は張出横綱で、國學院大は大関となり、この4強が今大会も軸になりそうだ。

【PHOTO】大逆転で駒澤大が優勝!第97回箱根駅伝を振り返る

 区間エントリ―では、駒澤大、青学大、國學大ともに補欠に主力選手を残し、様子見をしているが、往路については起用する選手はほぼ決まっているだろう。問題は復路で、往路の結果を踏まえてぎりぎりの判断をするとなると監督の眼力が問われることになる。

 駒澤大は、1区の唐澤拓海(2年)と2区の田澤廉(3年)で主導権を握りたい。田澤がイェゴン・ヴィンセント(東国大3年)にどこまで喰らい付いていけるかで、3区からのレース展開に大きな影響を及ぼすが、ここには当日変更で鈴木芽吹(2年)が入ると面白い展開になるだろう。

 青学大は28分台の実力派ばかりなので配置がハマれば相当に強力なオーダーになるが、果たして適材適所が実現するか。駒澤大や青学大が往路を制すれば、そのまま総合優勝を果たしそうだ。

 創価大が総合優勝をするには往路優勝が条件になる。後続にタイム差を2分以上つけられれば、復路も落ち着いて戦うことができるので、前回大会がのようにラストまで突っ走ることができるからだ。

 國學大は、前田監督が重視する山で、どのくらい差を開き、あるいは前との差を詰められるのか。平地は力がある選手が揃っているので、國學大の山は注目だ。
 
 4チームに続くのが往路優勝候補の東京国際大。怪物ヴィンセントが二人分のタイム差を作るので、あとの選手は非常にラクに走れる。1区から3区までに主導権を握り、そのまま突っ走ると往路を制する可能性が高い。

 そこに食らいついてきそうなのが順天堂大だ。オリンピアンの三浦龍司(2年)を擁し、戦力は整っている。三浦は補欠だが、どこに区間に入るか、そしてどんな走りを見せるのか。三浦の走りが往路優勝に大きく影響しそうだ。

 早稲田大は、中谷雄飛(4年)を始め1万メートル27分台が3人いるが、出雲や全日本ではその強さを駅伝で発揮しきれていない。彼らがタイム通りの仕事をすれば、総合優勝に絡んでくるだろう。

 明大は、もともとはトップ5に入れる戦力を持つチーム。個人のピーキングがうまくハマり、大きなミスがなければ、上位に絡んでいきそうだ。
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号