日本格闘界の“神童”がRIZINラストマッチを迎えた。
12月31日にさいたまスーパーアリーナで行なわれた「RIZIN.33」で、キックボクシング界の神童である那須川天心(Cygames)が、元初代PRIDE王者の五味隆典(イーストリカンラスカルジム)と、スタンディングバウト特別ルール(3分×2回)で対戦。2回ドロー決着となった。
五味との体重差が13.3キロという前代未聞の一戦に向け、「一発もらったら首が吹き飛ぶ。基本は倒すか倒されるか。お客さんにもエモーショナルな感情になってもらえるはず」と胸中を打ち明けていた天心だが、序盤から積極果敢に打ちこんでいく。
そして時折、フェイントを入れながら、確実に五味の動きを見定めていった天心は、危なげない試合運びを披露。一方の五味も2回にアッパーのように繰り出す重いパンチを連続して浴びせて応戦。結局、最後は互いに打ちあったなかでドロー決着となった。
来年6月の武尊戦後にボクシング転向を宣言している天心。これがRIZINでのラストマッチとなるが試合後には、「五味さん、ありがとうございます。プライドが拳に宿っていて、気持ちがこもっていた」と異色の対戦を回想。そして、涙ながらにメッセージを残した。
「こんな僕を迎え入れてくれて、本当にありがたいです…僕はRIZINが大好きです。僕は本当に何者でもなかった。でも、常識を変えるやつは非常識なたつだと思うし、人が決めた限界なんて超えられると思う。学校や大人が教えてくれないことを身体で体現したい。皆さん、信念をもって進んでいってください」
そして、試合後には6月に対決を予定している武尊も入場。自らマイクを握り、「格闘技にとってひとつになるキッカケになる試合になる。日本格闘技界で最高の試合にして必ず勝つ」と宣言。これに天心も「僕から始めた物語なので、僕がしっかりと終わらせます」と呼応した。
大晦日を大いに盛り上げた天心。半年後に迫るドリームマッチへの期待は今から膨らむ一方だ。
構成●THE DIGEST編集部
12月31日にさいたまスーパーアリーナで行なわれた「RIZIN.33」で、キックボクシング界の神童である那須川天心(Cygames)が、元初代PRIDE王者の五味隆典(イーストリカンラスカルジム)と、スタンディングバウト特別ルール(3分×2回)で対戦。2回ドロー決着となった。
五味との体重差が13.3キロという前代未聞の一戦に向け、「一発もらったら首が吹き飛ぶ。基本は倒すか倒されるか。お客さんにもエモーショナルな感情になってもらえるはず」と胸中を打ち明けていた天心だが、序盤から積極果敢に打ちこんでいく。
そして時折、フェイントを入れながら、確実に五味の動きを見定めていった天心は、危なげない試合運びを披露。一方の五味も2回にアッパーのように繰り出す重いパンチを連続して浴びせて応戦。結局、最後は互いに打ちあったなかでドロー決着となった。
来年6月の武尊戦後にボクシング転向を宣言している天心。これがRIZINでのラストマッチとなるが試合後には、「五味さん、ありがとうございます。プライドが拳に宿っていて、気持ちがこもっていた」と異色の対戦を回想。そして、涙ながらにメッセージを残した。
「こんな僕を迎え入れてくれて、本当にありがたいです…僕はRIZINが大好きです。僕は本当に何者でもなかった。でも、常識を変えるやつは非常識なたつだと思うし、人が決めた限界なんて超えられると思う。学校や大人が教えてくれないことを身体で体現したい。皆さん、信念をもって進んでいってください」
そして、試合後には6月に対決を予定している武尊も入場。自らマイクを握り、「格闘技にとってひとつになるキッカケになる試合になる。日本格闘技界で最高の試合にして必ず勝つ」と宣言。これに天心も「僕から始めた物語なので、僕がしっかりと終わらせます」と呼応した。
大晦日を大いに盛り上げた天心。半年後に迫るドリームマッチへの期待は今から膨らむ一方だ。
構成●THE DIGEST編集部