「第98回箱根駅伝」は１月２日に往路が行なわれ、青山学院大が５時間22分７秒で２年ぶりの往路優勝を果たした。２位帝京大、３位駒澤大、４位國學院大、５位順天堂大、中央大が６位と続いた。

　大会前「パワフル大作戦」と掲げた青山学院大は、文字通り力強い安定した走りをみせた。１区志貴勇斗がトップと45秒差の５位で２区の近藤幸太郎に襷を繋ぐと、近藤は３つ順位を上げ２位へ。３区を任されたルーキー太田蒼生がトップに立ち飯田貴之へと襷リレー。

　２位の東京国際大とは12秒差で受けた飯田は主将の意地で後続との差を１分37秒に広げ、５区の若林宏樹へ襷を繋いだ。１年生の若林は落ち着いた入りをみせるも、勾配のきつい所から一気にピッチを上げ、トップで芦ノ湖のゴールテープを切った。若林は区間３番をマークした。
  　指揮官を務める原晋監督は「学生一人ひとりが自覚、覚悟を持って大会に向かってくれた成果がでました。本当に素晴らしい、かっこ良かった」と選手を称えた。３日の復路に向けては、「登録メンバー全員28分選手なので誰を使っても走れる。ただ油断せず攻めの走りでパワフル大作戦パート２を進行していきます」と意気込んだ。

構成●THE DIGEST編集部