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格闘技・プロレス

急性硬膜下血腫から奇跡の復帰! 柴田勝頼が“教え子”成田蓮に劇的勝利「プロレスだ! やれんのか!」【新日本】

どら増田

2022.01.04

成田との激闘を制した柴田。伝統のリングに熱き男が帰ってきた。写真:徳原隆元

成田との激闘を制した柴田。伝統のリングに熱き男が帰ってきた。写真:徳原隆元

 1月4日、新日本プロレスは東京ドーム2連戦『レッスルキングダム16 in 東京ドーム』初戦を開催。第4試合では2017年4月に行われたオカダ・カズチカ戦で急性硬膜下血腫を負い長期欠場していた柴田勝頼の復帰戦が、キャッチレスリングルールで実施された。

 この日まで対戦相手は「X」となっていたが、入場したXは柴田がいたLA道場の愛弟子である成田蓮。続いて大きな拍手に包まれながら入場した柴田はリングインするやマイクを握り、「ルール変更しよう! プロレスだ! 成田やれんのか?」と叫ぶと、成田も大きな声で受諾。急遽、打撃ありのプロレスルールとして行なわれることになった。

 かなりの重症だったため、リング復帰すら疑問符が残る中での復帰戦だっただけに、柴谷取っては高リスクのルールである。そんな師匠の気持ちに応えようと奮戦した成田は、柴田の顔面に躊躇なく打撃を叩き込んでいく。
 あっという間に5分が経過。成田はテキサスクローバーホールドで締め上げて、相手を追い詰める。これを何とかブレイクした柴田は得意のキックで成田を場外へ。その後、エプロンからスリーパー。さらにコブラツイストから綺麗なバックドロップを決めて、張り手から蹴りを放っていく。

 成田もキックで応戦するが、その攻防戦も柴田が打ち勝つと張り手からスリーパーを炸裂。最後は渾身のPKを決めてカウント3。見事に復帰戦を勝利で飾った。

 試合後、起き上がった成田は悔しさを滲ませながら苦笑い。一方の愛弟子と抱擁を交わした柴田はコーナーに登ってファンに復帰をアピールした。

◆新日本プロレス◆
『レッスルキングダム16 in 東京ドーム』
2022年1月4日
東京・東京ドーム
▼スペシャルシングルマッチ(30分1本勝負)
○柴田勝頼(11分46秒 片エビ固め)X(成田蓮)●
※PK

取材・文●どら増田

【動画】復活を印象付ける渾身のPK! 柴田が魅せた熱き一戦をチェック
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