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モータースポーツ

角田裕毅のF1初年度を酷評した海外メディアが2年目の課題を指摘!「冷静な頭と確実性を保つこと」

THE DIGEST編集部

2022.01.05

シーズン序盤の不安定さが消えた角田。来季はさらなるポイント獲得を期待できるだろう。(C)Getty Images

シーズン序盤の不安定さが消えた角田。来季はさらなるポイント獲得を期待できるだろう。(C)Getty Images

 新シーズンに向けての束の間の休息に入っているF1界。ルーキーとしての1年を終えたアルファタウリの角田裕毅も、母国・日本で英気を養いながら、日々のトレーニングを欠かさずに新たな戦いのための準備を進めていることだろう。

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 各国のメディアは昨年末以来、各ドライバーの2021年を振り返るとともに、今季の課題を提示しているが、角田については9位入賞を果たしたデビュー戦バーレーン・グランプリや表彰台も手に届きそうだった最終戦アブダビGPなどで見せた新人らしからぬ好パフォーマンスについては称賛しながらも、多くはルーキーの苦しみを味わった1年だったとして、どちらかといえばネガティブな評価を下している。

 オランダの『RN365』もそのひとつで、各レースでつけた10点満点の採点の平均値を示して2021年を評価した企画において、角田は及第点にも満たない「5.52」で、20人のレギュラードライバーの中では18位。彼の下は、ウィリアムズのニコラス・ラティフィ、ハースのニキータ・マゼピンだけであり、同じルーキーのミック・シューマッハー(ハース)には「6.09」で15位と下回ることとなった。
 
 寸評も、「バーレーンでは彼を大きな興奮が取り巻いたが、悪夢の週末となったイモラで、全てが崩壊した。スピンとクラッシュの連続で自信を喪失した彼は、シーズン終盤までそれを取り戻せず。経験不足というハンデがあったとはいえ、同僚ピエール・ガスリーに対する“赤字”は、時に莫大なものとなった。最後のレースでかすかな希望の光が差したものの、ツノダは12か月後に“転職”の可能性を秘めている」と終始厳しい内容だった。

 しかし、それ以上に厳しかったのがポーランドのF1専門サイト『PARC FERME』だ。シーズン前の合同テスト、バーレーンGPを振り返って「スタートは有望だった」と綴った同メディアだが、「今となっては馬鹿げたことと思われるかもしれないが、当時、ツノダはガスリーのライバルになると、我々は真剣に信じていた」と、いきなり辛辣に綴っている……。
 

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