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モータースポーツ

角田裕毅が苦労した理由を同僚ガスリーが推測!チーム代表は注目を集めた「悪癖」に言及

THE DIGEST編集部

2022.01.04

今季最終戦で4位とうベストリザルトを残した角田。来季は表彰台に乗れるだろうか。(C)Getty Images

今季最終戦で4位とうベストリザルトを残した角田。来季は表彰台に乗れるだろうか。(C)Getty Images

 長く起伏に富んだF1デビューイヤーを終え、現在は新たなシーズンに向け、日本で英気を養いながらも準備を怠っていない角田裕毅。2年目では、昨季の経験を活かしての大飛躍が期待される。

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 昨季を振り返ると、シーズン開幕前の合同テストや開幕戦バーレーン・グランプリの予選Q1ではいきなり2番手のタイムを出して世界を驚かせ、決勝でも歴代王者たちを次々に追い抜いての9位入賞(日本人ドライバーでは初のデビュー戦ポイント獲得)で各方面から絶賛されたが、第2戦からは経験のなさ、力みや焦りなどもあってか、不必要なミスを繰り返してパフォーマンスも低下、徐々に厳しい声も寄せられるようになった。

 自信喪失に陥ったところで、レッドブル・グループが改善に動き(英国からイタリア・ファエンツァに移住させてフランツ・トスト・アルファタウリ代表の日常的な指導下に置いた)、またレッドブル・リザーブドライバーのアレクサンダー・アルボンが指導役についたことで、終盤戦に入る頃には目に見えて改善を見せ、最終戦アブダビGPでは、それまで大きく差をつけられていた同僚のピエール・ガスリーに全セッションで勝利し、決勝ではベストリザルトとなる4位でフィニッシュした。
 
 最後を良い結果で締めたことは、来る新シーズンに期待を持たせたものの、彼の1年目に対する各国メディアの評価は、過去のルーキーと比べて事前の走行経験が少なかったというハンデを差し引いても、やや厳しめなものが多かったものである。

 彼の1年目の苦労を、チームメイトとして、先輩として、近くから見ていたガスリーは、「ユウキの言葉から、おそらく彼はF1にやって来る前、これほど苦しむとは思っていなかったようだ。しかし、F1、特に中段での争いは非常にレベルが高く、また本当にハードだった」と、その原因を推測し、いかにアルファタウリが厳しい争いの渦中に置かれていたかを強調している(F1専門メディア『GPFANS』より)。
 

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