格闘技・プロレス

“井上尚弥vsフルトン”の年内実現を英メディアが期待!階級上げで「パンチ力が損なわれる」との懸念も

THE DIGEST編集部

2022.01.05

スーパーバンタム級転向も視野に入れる井上(左)。海外からはフルトン(右)との対戦を期待する声も…。(C)Getty Images

 先月14日に挑戦者のアラン・ディパエン(タイ)を8回TKOで下し、無敗記録を22勝19KOに伸ばしたWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)。2022年の戦いへ向けて、はやくも海外メディアの期待値は高まっているようだ。

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 現地時間1月3日、英スポーツ専門ラジオ局『talk SPORT』は、2022年のボクシング界における「魅力的な10試合」を独自の視点でピックアップ。今回は、ヘビー級からスーパーバンタム級までの初対戦カードに絞って選ばれたため、井上の絡んだ試合の相手は、対戦が濃厚とされるWBC王者のノニト・ドネア(フィリピン)ではなかった。

 これまで4団体統一を最優先の目標に掲げてきた井上。しかし、昨年12月27日に行なわれた会見では「そこにこだわらなくてもいいと思っている」としたうえで、「早ければ来年後半にスーパーバンタム級に上げることも考えている」と、年内での階級上げの可能性を示唆した。
 
 そんな井上について、同メディアは「2020年のノニト・ドネア戦以来、エリートの対戦相手を見つけるのに苦労している」と記事内で指摘。そして、現時点の"魅力的な相手"として、WBO・WBCスーパーバンタム級王者、ステファン・フルトン(アメリカ)の名前を挙げた。

 もし同カードが実現した場合、井上に対しては「破壊的なパンチ力が損なわれるかもしれない」との懸念を示しつつも、「イノウエの偉大さが確固たるものになるか、それともフルトンが新たなスーパースターの王位につくか、注目の一戦だ」と胸を膨らませている様子だ。

 先月には、フルトンが「イノウエにはあっさり俺が勝つと思う」と言ってのけるなど、火花が散り始めている。現階級で敵なしの井上は、はたしてスーパーバンタム級への階級上げに踏み切るのだろうか。今後の動きから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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