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村元哉中・高橋大輔組がタリンでRD『ソーラン節&琴』を披露! ミスがありながらも2位の好発進【フィギュア四大陸選手権】

THE DIGEST編集部

2022.01.20

タリンに登場した村元・高橋組。冒頭にミスはありつつも、その後は落ち着て演技した。(C)Getty Images

 現地時間1月20日、国際スケート連盟が主催のフィギュアスケート四大陸選手権がエストニアのタリンで開幕。1日目にアイスダンスのリズムダンス(RD)が行なわれ、第1グループの最終滑走で登場した村元哉中・高橋大輔組は「ソーラン節&琴」を赤い衣装で舞った。

 全日本選手権では演技中のステップで転倒するミスが発生した「かなだい」ペア。今回も冒頭の村元の足の下を高橋がくぐる場面でタイミングが合わず村元が転倒。演技が崩れる場面がみられた。

 ただ、その後は徐々にテンションを上げ、スピード感が増した演技で72・43点を獲得。エレメンツもそろえ、ワルシャワ杯で記録した75・87点は下回ったものの、NHK杯の70・74点、全日本選手権の63・35点を上回るスコアを記録。主要国際舞台での初演技をまとめた。

 演技後、オンライン会見に応じたふたりは、がっかりした様子ではあったものの、全日本の経験を踏まえ、「ミスがあっても切り替えは早くできていたと思う」と振り返った。

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 村元は「演技が終わった後の国際的な舞台でレベルが取れていることに手ごたえはある。まだ経験が足りないのかなと思ったりはするけれど、ミスはあったものの、良い演技もできた」とコメント。一方の高橋は「ミスがなければもっと良かったし、こういう試合の緊張感のなかで得たものを、次に活かしていけたらなと思っている」と振り返った。

 RDは2位で終え、アイスダンスRD1位はキャロライン・グリーン&マイケル・パーソン組(80・62点)、3位にはクリスティーナ・カレンコ&アンソニー・ポノマレンコ組(69・35点)とともにアメリカのチームが入った。4位はカナダのキャロラーヌ・ソシース&シェーン・フィルス組(69・15点)と僅差で続いている。

 最終順位が確定するフリーダンスは、22日に行なわれる。ミスはあれど、少なくない進歩を見せた"かなだい"に、『ラ・バヤデール』ではさらに進化した演技を期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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