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羽生結弦や坂本花織ら日本勢のプログラムに米マニアックサイトが注目!「ベストなオタク系プログラム」に選出【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.02

北京五輪でメダル獲得が期待される羽生(左)や坂本(右)。日本勢の魅力的なプログラムに注目だ。(C)Getty Images

北京五輪でメダル獲得が期待される羽生(左)や坂本(右)。日本勢の魅力的なプログラムに注目だ。(C)Getty Images

 開幕まで、あと数日と迫った北京五輪。フィギュアスケートでは選手のメダルやパフォーマンス同様、プログラムを楽しみにしている人も多いだろう。

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 アメリカのマニアが集まるサイト『The Geekiary』では、北京五輪に出場するフィギュアスケーターの「ベストなオタク系プログラム」をまとめている。前回の平昌五輪の時にも同サイトはプログラムに注目していたが、今回はSFやファンタジーのプログラムだけを取り上げるのではなく、ディズニー、人気ミュージカル、武道映画、アクション映画などにも範囲を広げたという。

 世界各国のフィギュアスケーターたちのショートプログラムからアイスダンスまでを取り上げているが、その中で日本人選手のプログラムも4つ紹介している。鍵山優真と坂本花織の「グラディエーター」、羽生結弦の「天と地」、そして樋口新葉の「ライオンキング」だ。

 鍵山の「グラディエーター」は2000年に米国で公開された歴史映画がモチーフである。昨年11月のGPシリーズ第3戦イタリア大会でショート7位からの逆転優勝を果たしたプログラムで、振付師のローリー・ニコルはかつて浅田真央の振り付けも担当したこともあり、数々の五輪選手をメダルへ導いてきた。この映画のテーマが戦いであるだけに力強い表現が求められる一方、ふとした優しさをのぞかせる演技も必要で、鍵山のメリハリの効いた演技が期待できる。
 
 坂本は「グラディエーター」をショートプログラムで演じる。昨年の全日本選手権ではこの曲で首位に立ち、総合優勝へと勢いをつけた。同サイトが「彼女が今年もマニアックなプログラムをやってくれるのはありがたい」と述べるプログラムは、個性に溢れ、スピード感のある坂本のスケーティングにもマッチしていて、アピール力も十分に発揮できるものだ。

 羽生が4回転アクセル、そして金メダルに挑戦するプログラムは「天と地と」。戦国時代の武将・上杉謙信を主人公にした1969年のNHK大河ドラマのタイトルだ。悟りの境地に達した謙信と未知の領域を目指す羽生とが重なり合う部分を感じられるプログラムで、羽生自身が選曲も行なったという。

 フリースケーティングにディズニーアニメ「ライオンキング」を選んだ樋口新葉は、後半に向かって音楽が盛り上がるこの曲で、シンバのような明るく感情豊かな演技を見せてくれるだろう。

 4年に1度しかない五輪、メダルの数やパフォーマンスだけでなく、いろいろな方面から楽しむのもありだ。これらのプログラムは早ければ2月6日の団体戦から見られるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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