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なぜ美人スキーヤーは中国に帰化したのか?「“教育ママ”が国籍を変えさせた」元コーチが明かした真相【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.03

北京五輪イヤーの今季も好調さが光るグー。15歳から中国代表として戦っている。(C)Getty Images

北京五輪イヤーの今季も好調さが光るグー。15歳から中国代表として戦っている。(C)Getty Images

 北京五輪フリースタイルスキーの3種目(ハーフパイプ/スロープスタイル/ビッグエア)でメダルが有力視される中国代表のアイリーン・グー(谷愛凌)の決断が、米国で再び波紋を呼んでいる。

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 米国人の父と中国人の母を持つグーは、米国で生まれ、米国で育った。ところが15歳の時に母の母国のために戦うことを決意し中国代表に転身。その後も着実に力をつけ、昨年の世界選手権ではスロープスタイルとハープパイプの2種目で優勝。今季はW杯とDew Tourを合わせて6つの金、2つの銀、1つの銅メダルと、勢いに乗っている。

 米国紙『New York Post』では、そんな彼女の周辺取材を行ない、明かされていない背景をレポート。中国に帰化した理由については、「彼女の母ヤン氏がいわゆる“教育ママ”であり、控えめなアメリカ人である父親の意見を取り下げて娘の国籍変更をさせた」と元コーチの一人が話していると伝えた。

 冬季五輪での金メダルは通算13個と苦戦している中国にとって、彼女はまさに救世主。同メディアは、「彼女が中国から得るお金と支援の量はアメリカで得るものよりもはるかに高い」という元X Games選手のコメントを用いて、グーに対する中国政府のバックアップ体制を指摘している。
 
「彼女は最も経済が急成長する国の黄金のスターだ」と、グーが通っていたワイ・イースト・マウンテン・アカデミーを経営するマイク・ハンリー氏は、彼女の競技者としての才能を称える。そして「スキーは非常にお金がかかる競技」と実情を明かしたうえで、「(母の)ヤン氏はこの競技では珍しくお金を出すことを喜んでおり、彼女はコーチの遠征費も支払っていた」と母親の熱量を語った。

 強さとルックスを兼ね備え、今や中国では至るところで彼女の広告が見られるほどの人気を誇るグー。果たして若きエースはその期待に応えられるだろうか。まずは2月7日のビッグエア予選に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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