平昌五輪銀メダリストが見せた“会心のスケーティング”に海外記者からも賛辞が送られている。

【北京五輪PHOTO】団体戦SPで自己ベストを更新！北京で舞う宇野昌磨を特集！

　現地時間２月４日、開幕を迎えた北京五輪はフィギュアスケート団体戦の男子ショートプログラム（SP）が行なわれ、日本の宇野昌磨（トヨタ自動車）は自己ベストの105.46点を記録。世界王者ネイサン・チェン（アメリカ）に次ぐ２位で９ポイントを手にした。

　赤と黒の新衣装で「オーボエ協奏曲」を舞った宇野は、冒頭の４回転フリップ、４回転＋３回転トゥループ、最後のトリプルアクセルを全て成功させ、演技後に小さくガッツポーズを見せた。演技後のフラッシュインタビューでは、「このSPを構成どおり、ちゃんと最後まで成し遂げられたのは数年ぶり」と充実した表情を浮かべている。
  　堂々の演技には、米名物記者のジャッキー・ウォン氏も「彼の人生で最もクリーンなSPだったのでは？」とリアルタイムで反応。「しっかりと着氷がコントロールされていた」と高評価を続け、「五輪でのPB（パーソナルベスト）ほど素晴らしいものはない！」と興奮気味にレポートした。

　その後、アイス・ダンスの小松原美里＆尊組（倉敷FSC）が７位、ペアの三浦璃来＆木原龍一組（木下グループ）の４位に入ると、日本の順位は４位（20ポイント）で初日終了。首位には28ポイントのアメリカが立ち、26ポイントのROC（ロシア五輪委員会）、21ポイントの中国が続いている形だ。

　団体では初のメダルを目指す日本。はたして残りの戦いで順位を巻き返せるだろうか。今後のパフォーマンスにも期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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