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「ついに骨が出てきた」コロナで隔離された選手らが“悲惨な環境”に悲鳴。ドイツチームは「不適切」と問題視【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.06

平昌大会では金メダル2つを手にしたレジェンドもコロナ陽性反応を受けている。(C)Getty Images

平昌大会では金メダル2つを手にしたレジェンドもコロナ陽性反応を受けている。(C)Getty Images

 コロナ禍で開催されている北京五輪。厳格なプロトコルをもとに陽性反応を示す選手や関係者の報告が絶えない。

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 不運にも陽性を告げられた選手は、症状があれば病院へ、無症状の場合は中国が用意した隔離施設へと収容されている。だが、次々とその“悲惨”な実態が明らかになってきた。告白をしたひとりが、バイアスロンのヴァレリヤ・ヴァスネツォワ(ROC)だ。

 欧州衛星放送『Eurosport』のドイツ版によれば、ヴァスネツォワは「これを5日間、朝食、昼食、夕食で出されている。他に何も出されない」と、じゃがいも、パスタ、肉、ソースと野菜無しの質素な食事を自身のSNSに投稿。そして「とても食べられる食事ではないので、1日にほんの一握りのパスタしか食べていない。体重が減り、ついに骨が出てきた」と嘆いた。
 

 また、陽性者となったドイツのノルディック複合男子の五輪金メダリスト、エリック・フレンツェルが移送された施設も「あまりにも狭いスペース」だという。同国オリンピック委員のダーク・シンメルプフェニッヒ氏がドイツ紙『FAZ』の取材で明かした。

 レジェンドの身を案じた同氏は、「不適切だ。早急に改善すべき」と指摘。現地にいるスタッフを動かした結果、現在、フレンツェルは、インターネットが使用でき、身体も動かせる広いスペースがある部屋へ移動しているとのこと。

 4年に一度の大舞台のスタートに立つことが出来ず、やるせない思いをしている選手たち。一時的な隔離施設と言えど、最低限度の生活を送れるように改善してほしい。

構成●THE DIGEST編集部

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