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「ハニュウは決して諦めない」羽生結弦の巻き返しに伊メディアも期待!4回転アクセルで「驚かせてほしい」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.10

4回転アクセルへの挑戦を明言する羽生。その演技に世界が注目している。(C)Getty Images

 2月8日に行なわれた北京五輪フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)で、羽生結弦はジャンプのミスが響き8位と出遅れた。10日のフリーでの滑りに逆転への期待が集まっているものの、五輪3連覇は厳しい状況となっている。

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 伊スポーツサイト『OA sport』では初日のSPの結果を報じるとともに、フリー演技へむけての羽生に対する思いを綴った。その中で「北京大会の前夜に、ユズル・ハニュウがSPでトップから大きく離された8位につけることを誰が想像できただろうか」と、予想外の結果だったと明かした。

 また、羽生の演技を振り返り「史上最高のスケーターが4回転サルコーで『血まみれ』になっってしまい、表彰台までの距離が相対的に遠のいた」として、序盤のミスを独自の表現で伝えている。

 それに加えてSP 8位という順位について、「(フリー演技で羽生が)最後から2番目のグループで氷上に立ち、その成績次第で直接の対戦相手が、タイトル獲得と残り2個のメダル獲得にどの武器を使うかを決めることができる」と指摘。さらに「おそらく全体の運命が変わってしまうだろう」と、メダル争いに大きな影響を及ぼすと論じている。
 
 その一方で「ユズル・ハニュウという人物は決して諦めない」とした上で、「それは、ハニュウが5位から挽回し、優勝を果たした伝説の世界選手権(ヘルシンキ2017)をはじめとする前例が証明している」と、過去の例を用いて逆転への期待を込めた。

 さらに今大会の滑りでも最大の焦点とされてきた4回転アクセルについて、同メディアは「おそらく彼が今も活動を続けている本当の理由でもある、驚異的な4回転半ジャンプ」と触れ、「オリンピック連覇をはじめ、すべてのレースで優勝を誇っている人だけに、正解はないのだ。もう一度驚かされることを期待したい」として成功へ期待を寄せている。

 まさに予想外の展開となっている男子フィギュア。だが、だからこそフリー演技でも何が起こってもおかしくはない。誰も成し遂げていない偉業達成ため、羽生結弦がもう一度、五輪のリンクへ向かう。

構成●THE DIGEST編集部

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