スキージャンプ界が揺れている。
今月7日に行なわれた北京五輪のスキージャンプ混合団体で5名の選手が“スーツ規定違反”で失格に。続く男子個人ラージヒルでは同違反者はゼロだったが、競技後に銅メダルのカール・ガイガー(ドイツ)が規定に反するとの声が上がったのだ。
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男子選手は、身体に対してプラス1~3センチのサイズのスーツまで許容されているスキージャンプ。しかし、12日に行なわれた個人ラージヒルで着地を終えた瞬間のガイガーの太もも周りが許容範囲を超えているという指摘を、ポーランド放送局『TVP Sport』が訴えて波紋を広げている。
そんな同メディアは、現地時間2月13日に国際スキー連盟(FIS)のマテリアル・コントロール(道具の規定チェック)を責任統括するミカ・ユッカラ氏にインタビューを実施した。
業界内でも特別に厳格な基準を設けていることで知られているユッカラ氏は、ガイガーのスーツ違反を示す問題の写真を確認すると、「見た目は良くないが、チェックする機会がなかった」とコメント。さらに持論を続けた。
「ただ、この写真の様に選手が足を曲げた状態で検査することはないことを覚えておいて欲しい。ジャンパーは直立した状態で検査する」
そして同氏は、「我々にはF1のような、より厳しい制限が必要かもしれない。制限がないと小さい国には限界があるからね。そのために時として私たちから警告して変えていかないといかない」と力を込めた。
ルール変更の可能性については、「どの様にチェックをするのがベストかこれから考えるべき。2回目までに選手がスーツを替えないように、何らかのマークをつけることも考えている」と回答している。
浮力を得て、遠くまで距離を伸ばそうとしのぎを削り合う同競技。日本のエース高梨沙羅もが泣いた同ルールの綿密な取り決めを求める声は、日増しに高まっている。
構成●THE DIGEST編集部
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今月7日に行なわれた北京五輪のスキージャンプ混合団体で5名の選手が“スーツ規定違反”で失格に。続く男子個人ラージヒルでは同違反者はゼロだったが、競技後に銅メダルのカール・ガイガー(ドイツ)が規定に反するとの声が上がったのだ。
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男子選手は、身体に対してプラス1~3センチのサイズのスーツまで許容されているスキージャンプ。しかし、12日に行なわれた個人ラージヒルで着地を終えた瞬間のガイガーの太もも周りが許容範囲を超えているという指摘を、ポーランド放送局『TVP Sport』が訴えて波紋を広げている。
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業界内でも特別に厳格な基準を設けていることで知られているユッカラ氏は、ガイガーのスーツ違反を示す問題の写真を確認すると、「見た目は良くないが、チェックする機会がなかった」とコメント。さらに持論を続けた。
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そして同氏は、「我々にはF1のような、より厳しい制限が必要かもしれない。制限がないと小さい国には限界があるからね。そのために時として私たちから警告して変えていかないといかない」と力を込めた。
ルール変更の可能性については、「どの様にチェックをするのがベストかこれから考えるべき。2回目までに選手がスーツを替えないように、何らかのマークをつけることも考えている」と回答している。
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構成●THE DIGEST編集部
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