現地時間2月13日、イタリアセリエAで2021-22レギュラーシーズン後半第8節が行なわれ、男子日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがトップバレー・チステルナとアウェーで対戦。セットカウント0-3(21-25、11-25、24-26)でシーズン4度目のストレート勝利を収め、2試合ぶりの白星を手にした。
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2連敗中のミラノは、モンツァが順位を上げたことで前節を終えて6位。年明けからの好調を取り戻すために勝利を狙い、前日におよそ4時間をかけて列車でアウェー戦の地へ乗り込んだ。10位チステルナはミラノの背中を僅差で追っていたピアチェンツァをストレートで下したばかりの侮れない相手。シーズン終盤を控え負けられないこの戦いに石川は先発で出場した。
石川は開始早々にフェイントで自身最初の得点を挙げると、直近のヴェローナ戦で高いクォリティを示したレセプションを駆使して次々と追加点を演出する。鮮やかなストレート弾で1度目のセットポイントをものにしてミラノが1セットアップ。自らの豪快な一打でスタートさせた第2セットでも、スピード・高さ・パワーが揃ったバックアタックを決めて大量リードでのセット連取に貢献する。
接戦となった第3セットでは、激しいラリーが繰り返されるなかディグやトスが乱れると攻めの姿勢を貫き、すべての場面で返球ではなくアタックを選択。相手コートのスペースを瞬時に見極めた打球でピンチをことごとく得点に変えていく。石川の奮闘に背中を押されたミラノは3度目のマッチポイントを制し、完勝で2試合ぶりの白星を手中に収めて勝ち点「3」を獲得した。
石川は試合最多タイの13得点(アタック13)を記録。精度の高いレセプションと果敢な攻撃でチームを勝利へ牽引したパフォーマンスが大きく評価され、今シーズン2回目のMVP(マンオブザマッチ)に輝いた。
現地の解説者は第3セットで危うい瞬間を何度も救ったシーンで、「今日のイシカワは打てば決まる」、「インテリジェントな選手」、「相手にとっては不運」と大興奮しながらコメント。対応力とテクニックが詰まった見事なパフォーマンスに賛辞を贈った。
石川は、「しっかり3対0で(勝点)3点勝ち取れたっていうことは大きい」とコメント。自身については、「アタックに関してもミス1本あったが、決定率は50%を超えられた」、「レセプションもA・Bパスで58(%)、Aパスが46(%)だったので、決して悪くない数字」と及第点をつけつつ、ややミスが出たサーブについては、「もっと調整していきたい」と飽くなき向上心を垣間見せた。
順位を1つ上げ5位に浮上して試合数が2つ多い6位モンツァとの勝点差を「2」としたミラノ。次戦のシーズン後半第11節で4位レオシューズ ペルキンエルメル・モデナとの対戦が待ち受ける。
石川は、「順位を上げるためには次のモデナ戦で勝たなければならない」、「しっかり準備して最高のパフォーマンスをして勝ち切れるように、残りの期間で調整をしていきたい」と意欲十分だ。ミッドウィーク開催(日本時間18日午前3時開始予定)となるホームでの大一番。背番号14の躍動を期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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