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日本パシュートは涙の銀メダル。まさかの転倒に海外メディアも衝撃「金メダルの夢が打ち砕かれた」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.15

残り100メートルでバランスを崩し転倒した高木菜。惜しくも2大会連続金メダルを逃した。(C)Getty Images

残り100メートルでバランスを崩し転倒した高木菜。惜しくも2大会連続金メダルを逃した。(C)Getty Images

 2月15日、北京五輪スピードスケート競技の女子団体パシュート決勝が行なわれた。前回大会の金メダルメンバーである高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃で臨んだ日本は、終盤に思わぬアクシデントでカナダに敗れ、銀メダルとした。

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 高木美、佐藤、高木菜の順に並んでスタートした日本は、一糸乱れる隊列で好調な滑り出しを見せた。0.39秒先にラスト1周に入った日本は、連覇を目前とした最後のコーナーで最後方の高木菜がバランスを崩し転倒。カナダが2分53秒44とオリンピック記録で優勝を決め、日本はカナダから11秒03遅れでフィニッシュした。

 金メダルを獲得したカナダ。同国放送局『CBC』は、「日本は残り半周の時点で僅かなリードも、ナナ・タカギが最終コーナーでバランスを崩し壁に激突。カナダに優勝を譲った。タカギは涙を流しながらゴール。すぐに妹のミホ・タカギとサトウに慰められた」と情景を描写し伝えた。
 
 平昌の金メダルメンバーを揃えていた日本の注目度は高く、ポーランドメディア『WP SportoweFakty』は、「アジアのスケーターには本当のドラマが待ち構えていた。最後のコーナーで、ナナ・タカギがよろけた。堪えたようにも見えたが、しばらくして氷の上で転倒。それと同時に、金メダルの夢が打ち砕かれた」と嘆いた。

 思わぬアクシデントで金メダルを逃すも、準優勝を果たした日本。競技後に高木菜は、「最後に転ばなかったら優勝できたかもしれないタイムだったので、本当に悔しいです」と涙を流している。

構成●THE DIGEST編集部

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