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「日本ではヒロイン扱いだ」号泣する高梨沙羅を優しく慰めた女性を独メディアが特定!「彼女は理学療法士」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.16

失意のうちに終わった高梨の北京五輪。再開されるW杯でのハイパフォーマンスに期待がかかる。(C)REUTERS/AFLO

失意のうちに終わった高梨の北京五輪。再開されるW杯でのハイパフォーマンスに期待がかかる。(C)REUTERS/AFLO

 いったい誰なのだろう――。テレビを観ていてふと沸いた疑問だ。

 現地2月7日に行なわれた北京五輪・スキージャンプ混合団体で、日本は猛烈な追い上げも見せたものの一歩及ばず、4位で競技を終えた。ハイライトとなってしまったのが、高梨沙羅を巡るスーツ規定違反問題だ。1回目のジャンプ後に審査官によって違反とジャッジされ、無念の失格処分に。高梨がその場で泣き崩れたシーンは何度も放映され、ネット上でも動画が拡散した。

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 いまだ一連の騒動が終息を見ないなか、現地15日に衛星チャンネル『EUROSPORT』のドイツ電子版が高梨に関するトピックを掲載。号泣する高梨の元に歩み寄って、一緒にしゃがみ込み、涙を拭くためのティッシュを差し伸べた人物を覚えているだろうか。ネット上では「あの女性は誰?」「素晴らしい光景だった」「ドイツ代表のスタッフみたいだけど?」などさまざまな憶測を呼んでいたが、『EUROSPORT』が特定してくれたのだ。

 オレンジ色のニット帽をかぶっていたその人物は、ドイツ・ジャンプ代表チームに帯同していた理学療法士(フィジオセラピスト)のテレサ・シュスターさん。同メディアは「日本のファンの間ですっかり有名人になっているのが、テレサ・シュスターだ」と書き出して、次のように紹介している。

「彼女はドイツ代表のフィジオセラピストだ。偶然その場に居合わせて、絶望して泣き崩れたタカナシに優しく接し、肩を抱いて語りかけ、ティッシュを手渡した女性である。この様子を収めた映像はタカナシの母国で瞬く間に拡散し、シュスターの行動が称賛の的となっているようだ。いまや知ってか知らずか、彼女は日本でヒロインのように扱われている」
 

 この直後にはドイツ女子代表のエースであるカタリーナ・アルトハウスも失格となり、結果的に合計5選手が涙を呑んだ。ドイツやノルウェーの選手団は国際スキー連盟に対して異議を申し立てており、スーツ違反問題はそう容易く解決には至らないだろう。

 とはいえ、今季のワールドカップはまだ数試合が残っている。女子の五輪後初となるのが、2月25日に開幕するヒンツェンバッハ(オーストリア)大会。高梨も出場に意欲を見せており、大きな注目を集めそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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