現地２月17日、北京五輪・女子フィギュアスケートのフリー競技が行なわれ、ROC（ロシア・オリンピック委員会）のアンナ・シェルバコワが優勝。２位にアレクサンドラ・トゥルソワ（ROC）、３位には坂本花織（日本）が入り、ドーピング疑惑で揺れるカミラ・ワリエワ（ROC）はまさかのミスが相次いで４位に終わった。
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　そんななか、“ロシア３人娘”と苦楽を共にしてきた18歳、アリョーナ・コストルナヤがインスタグラムで想いを吐露した。シェルバコワとかつてアイスクリーム屋を訪れた際に撮ったオフショットを掲載しつつ、愛情溢れるメッセージを綴ったのだ。

　2019年グランプリファイナルの女王は、昨年末に右手の指２本を骨折したため、北京五輪代表選考会を兼ねていたロシア選手権を棄権。初の五輪出場を事実上断念し、同じくエテル・トゥトベリーゼの門下生であるワリエワ、シェルバコワ、トゥルソワの３名を応援する側に回った。

　今大会でワリエワをはじめとするロシア代表チームが直面した問題にはあえて触れず、盟友たちの胸中をおもんぱかって言葉を紡いだ。

「私たちは友だち同士であり、これまでずっと、お互いにコミュニケーションを取ってきて、たくさんの秘密も打ち明けてきた仲です。一緒に困難に立ち向かい、互いを励まし合い、心を落ち着かせてきたよね。何度もコーチから、かならずしも好ましくない形で名前を呼ばれたりもした（でも私たちにとっては財産）。私たちのスポーツはとても複雑で難しい。身体的にも精神的にも。いますぐそちらに駆けつけられないのが残念です」
  　そして金メダルを獲ったシェルバコワに対しては、「道のりは大変だったけど、あなたはそれを勝ち抜いた。本当に誇りに思います。誰がなんと言おうと、あなたに相応しいメダルです。王者の首にかけられる金メダルこそがね」と賛辞を贈り、「アレクサンドラとカミラも価値ある結果を得られて、おめでとうと言いたい」と続けた。

　長引いていた骨折からの回復も順調し、いよいよ練習を再開させるコストルナヤ。来シーズンでの華麗なるカムバックに期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部

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