2月18日、北京五輪のカーリング女子準決勝が国家水泳センターで行なわれ、日本代表のロコ・ソラーレは、スイスに8-6で勝利。銀メダル以上を確定させた。
前日に4-8で敗れていたスイスと対峙した日本。「今世紀最大のサプライズ」(鈴木夕湖)と喜んで勝ち上がってきた彼女たちは、4年前の平昌五輪で果たせなかった決勝進出を狙った。
両チームは序盤から一進一退の攻防を繰り返す。ブレイク(0-0)で迎えた第2エンドにスイスが1点を先制するも、日本が後攻となった第3エンドに同点とした。
試合の流れが動いたのは、2-1でスイスがリードした第5エンドだ。強気に攻めに出た後攻の日本は、ラストショットで藤澤五月が、ダブルテイクアウトを成功。ここで今大会ビッグエンド許していなかった堅守の相手から4点を奪ったのだ。
前日の試合後に「本当に私の責任ではある」と涙した名スキップのスーパーショットで差を広げた日本は、「コミュニケーションはよく取れてる。このまま行こう」と話し合った5分間のハーフタイム明けの第6エンドも主導権を渡さない。全員が精度の高いショットを繰り出して相手にプレッシャーを与えると、1点のスチールに成功。着実にリードを広げていった。
らしい笑顔を見せながらも、高い集中力をメンバー全員が維持したロコ・ソラーレ。6-2で迎えた第7エンドには1点差に詰め寄られるが、第8エンドに1点を取ってふたたび引き離した。
第9エンドには、相手が優位となったラストショットで藤澤が絶妙なダブルテイクアウトを炸裂。ここで大量失点のピンチを免れると、7-6で迎えた第10エンドも的確なストーン配置で、相手に隙を見せなかった。
スイスは土壇場での逆転を狙ったが、思うように進められず。かたや日本はラストショットでナンバーワンを奪取。これで史上初となる五輪の決勝進出を決め、悲願の金メダル獲得に向けて大きな一歩を踏み出した。
構成●THE DIGEST編集部
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両チームは序盤から一進一退の攻防を繰り返す。ブレイク(0-0)で迎えた第2エンドにスイスが1点を先制するも、日本が後攻となった第3エンドに同点とした。
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らしい笑顔を見せながらも、高い集中力をメンバー全員が維持したロコ・ソラーレ。6-2で迎えた第7エンドには1点差に詰め寄られるが、第8エンドに1点を取ってふたたび引き離した。
第9エンドには、相手が優位となったラストショットで藤澤が絶妙なダブルテイクアウトを炸裂。ここで大量失点のピンチを免れると、7-6で迎えた第10エンドも的確なストーン配置で、相手に隙を見せなかった。
スイスは土壇場での逆転を狙ったが、思うように進められず。かたや日本はラストショットでナンバーワンを奪取。これで史上初となる五輪の決勝進出を決め、悲願の金メダル獲得に向けて大きな一歩を踏み出した。
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