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フィギュア

「正直見てられなかった」号泣のワリエワに安藤美姫も同情。取り巻く環境に「“人”がもっといい方法を」と指摘【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.19

疑いが晴れないままの出場となったワリエワ。ミスが続いたFSの演技後にはがっくりと肩を落とした。(C)Getty Images

疑いが晴れないままの出場となったワリエワ。ミスが続いたFSの演技後にはがっくりと肩を落とした。(C)Getty Images

 北京五輪のフィギュアスケート女子シングルは、何とも後味の悪い幕切れとなってしまった。

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 2月17日、ドーピング疑惑を抱えながらフリースケーティング(FS)に挑んだカミラ・ワリエワ(ロシアオリンピック委員会=ROC)は、氷上でことごとく精彩を欠いた。最終的な合計点数も224・09と伸び悩み、表彰台からこぼれ落ちたのだ。

 金メダル大本命だった15歳の転落劇に大きな波紋が広がるなか、同情するメッセージが送られている。この日、公式Twitter(@M1K1_ANDO)で恒例の選手別コメントを発信した元世界女王の安藤美姫さんは、持論を述べた。
 
 まず、「今回は正直見てられなかったです…」と記した安藤さんは、「彼女自身の事ではありますが」と前置きしたうえで、「いろいろ明確になっていない事実と出場してもいいという判断の中彼女を取り巻く環境や状況、私たちも含め、“人”がもっといい方法を考え競技に集中させてあげたかった」とツイート。「ダメな事はダメだけどしんどかったと思う…」と本人の心境に寄り添った。

 まだ、彼女の検体から禁止薬物「トリメタジジン」が検出された原因は明らかになっていない。コーチ陣、チームドクターといった関係者への調査も続いており、違反の有無が確定するのはこれからとなる。重い処分の可能性も予想されており、まだまだ余波は続きそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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