専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
フィギュア

ワリエワ演技前に客席の米国選手団が一斉退席!米記者が“証拠写真”とともに「意図的に見えた」と報道【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.18

覇気のない表情を浮かべたワリエワ。そのパフォーマンスを見ずに会場を去ったのは、アメリカの選手団だった。(C)Getty Images

覇気のない表情を浮かべたワリエワ。そのパフォーマンスを見ずに会場を去ったのは、アメリカの選手団だった。(C)Getty Images

 ショッキングなシーンだった。

 2月17日、北京五輪のフィギュアスケート女子シングルフリースケーティングの最終滑走者として登場したカミラ・ワリエワ(ロシアオリンピック委員)は、大粒の涙を流した。ドーピング使用が明るみとなり、世界的なバッシングを受けた影響から氷上でことごとく精彩を欠いた。そして、表彰台からも転落した15歳がむせび泣く姿は、小さくない話題となった。

 そんなワリエワの演技前の“ある出来事”が物議を醸している。会場の観客席で競技を見つめていたアメリカの選手団が、直前になって一斉に退場したのである。これを伝えたのは、米紙『Wall Street Journal』のライネ・ヒギンス記者だ。

 問題のシーンを収めた画像を自身のツイッターで公開したヒギンス記者は、「女子フリーを見るために多くのフィギュアスケートアメリカ代表選手たちとスタッフが会場にいました。しかし、彼らは全員が、カミラ・ワリエワが氷に降りる前に席を立ち始めました」と決定的瞬間を描写した。
 
 もちろん、時間の都合からその場を離れた可能性は無視できない。しかし、アメリカではワリエワとその関係者に対する非難が拡大していたのは確かで、抗議の可能性も十分に考えられる。

 ショートプログラムでは、米放送局『NBC Sports』で、98年長野五輪金メダリストのタラ・タラ・リピンスキー氏ら解説陣が沈黙。解説を放棄する行為が話題となるなど、識者や選手間でもワリエワの参戦に異論を唱える流れが強まっていた。それだけにヒギンス記者も「それは……意図的なもののように見えてしまう」と、驚きをもって報じている。

 ドーピング使用が明るみとなってから一切の取材に応じていないワリエワ。失意のどん底にいるはずの彼女は、いま何を想うのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「見ていられない」精彩を欠いたワリエワに元全米女王が反応! 米名物記者も指摘「彼女の人生は大混乱に陥った」

【関連記事】「あの若さで耐え難い」渦中のワリエワに元五輪女王が同情。ドーピング騒動によって「彼女を見る目が変わってしまった」

【PHOTO】北京五輪で輝け!冬のスポーツシーンを彩る「美女トップアスリート」たちを一挙紹介!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号