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「私は感情的な人間でもある」シェルバコワがトゥルソワの号泣に反応「失敗のたびに動揺することも」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.19

これまでも同世代でしのぎを削り合ってきたトゥルソワ(右)に、シェルバコワ(左)は何を想うのか。(C)Getty Images

これまでも同世代でしのぎを削り合ってきたトゥルソワ(右)に、シェルバコワ(左)は何を想うのか。(C)Getty Images

 さまざまなドラマがあった北京五輪のフィギュアスケート女子シングル。なかでも、ひとつの大きなトピックとして挙げられるのが、アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシアオリンピック委員会=ROC)の銀メダル獲得だろう。

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 2月17日のフリースケーティング(FS)では、4回転ジャンプを5本盛り込んだ構成に挑み、勢いのあるパフォーマンスを披露。自己ベストを叩き出してみせたが、ショートプログラム(SP)の4位という出遅れが響き、4・22点の差で金メダルには手が届かなかった。

 試合後に悔しさを抑えきれなかったトゥルソワは、舞台裏でコーチを務めるエテリ・トゥトベリーゼ氏とのハグを拒否。同じくコーチのセルゲイ・デュダコフ氏に対しても、「セレモニーには行かない!」と声を張り上げる姿が、各国のテレビ中継で放映され、世界中に小さくない話題を呼んだ。
 
 そんな姿に母国ライバルも言葉を惜しまなかった。金メダルに輝いたアンナ・シェルバコワ(ROC)は、2月19日にロシア・メディア『sport24.ru』は、地元放送局『チャンネル1』のインタビューで「私もとても感情的な人間」と自身の姿に当てはめて語った。

 さらに今回のトゥルソワのようになったことがあるか問われると、「同じトレーニングでも気分が大きく変わるし、失敗するたびに動揺してしまうこともある」と正直に打ち明け、「ただ、フィギュアスケートを本気で辞めようと思ったことはない」と続けた。

 さらに「もちろん精神的につらい場面もある」と続けたシェルバコワは、「でも、そんなときは両親が支えとなってくれて、私の溢れる気持ちを聞いてくれる」と温かい周囲の存在を明かしている。

 ジュニア時代から切磋琢磨し合い、今大会も最後までハイレベルな金メダル争いを繰り広げたふたり。はたして今後のキャリアではどんな記録を残していくのだろうか。その動向に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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