現地時間2月20日、イタリアセリエAで2021-22レギュラーシーズン後半第9節が行なわれ、男子日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがホームでコンサルRCM・ラヴェンナと対戦。セットカウント3-1(22-25、25-18、25-19、25-19)で勝利を収めた。
【PHOTO】しなやかに舞う! 日本男子バレーが誇る“エース”石川祐希の厳選メモリアルフォトを一挙公開!
前節で強豪モデナを相手に互角の戦いを繰り広げた6位ミラノ。惜敗に終わったフルセットマッチから中3日で5位浮上に向け勝利が絶対条件の戦いに臨んだ。
先発出場した石川は、レセプションでこの試合最初の得点を引き出すと、自らもパイプ攻撃を決めて第1セット序盤のリードに貢献。だが、中盤に入ると粘り強い守備を続けるラヴェンナの攻撃が当たりだし形勢逆転。石川のエース2本などで1度は同点とするも、最後はマルコ・ヴカシノビッチ(モンテネグロ代表)に3連続得点を許してこのセットを落としてしまう。
石川はレフトから強烈なクロスを叩き込んで第2セットをスタートさせた後、現地解説者を「並外れた反応」、「お見事!」と叫ばせる素晴らしい守備を連発する。最大7点までリードを広げたところで、降格が決定したもののなんとか一矢報いたいラヴェンナがサーブを武器に反撃を開始。
すると、石川はリーグ3位(Aパス)を誇る盤石なレセプションが珍しく乱れ、さらにブロックアウトを狙った打球が不運にもインになるなど3連続失点に絡んでしまう。ロベルト・ピアッツァ監督は3点差に詰め寄られたところで、シーズン前半に2セットを先取しながら追いつかれフルセットへ持ち込まれた相手を警戒してか、背番号14をベンチに下げることを決断。その後、ミラノは徐々に点差を広げて試合をイーブンに戻した後、続く2セットを連取して狙い通りに勝点「3」を手にした。
この勝利でミラノは5位に浮上。勝点で並んでいたモンツァが西田有志の所属するヴィ―ボバレンティアに、後続のピアチェンツァはターラントにそれぞれ敗れて勝点「0」に終わったため、5位争いで頭一つ抜け出た。
第4セット終盤にリリーフサーバーとして1度コートに戻ったのみで第2セット途中までの出場となり、4得点(アタック2、エース2)を記録するにとどまった石川。試合後に、「チームとして(勝点)3点取れたのは非常に良かったことなので、継続していきたい」と試合結果を喜びつつも、「個人的には途中交代してしまったので」と悔しさをにじませながら、強豪チヴィタノーヴァとトレンティーノとの2連戦が控えるシーズン残り4試合に向けて、「強いチーム相手にしっかり活躍をして、自分のパフォーマンスを発揮して、自分がコートに必要ということを証明していきたい」と力強く復調を誓った。
次戦はいよいよ、シーズン後半からセリエAに参戦している日本代表のチームメート、高橋藍との直接対決。日本時間28日午前4時30分開始の後半第10節でキオエネ・パドヴァとのアウェー戦に臨む。
構成●THE DIGEST編集部
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石川はレフトから強烈なクロスを叩き込んで第2セットをスタートさせた後、現地解説者を「並外れた反応」、「お見事!」と叫ばせる素晴らしい守備を連発する。最大7点までリードを広げたところで、降格が決定したもののなんとか一矢報いたいラヴェンナがサーブを武器に反撃を開始。
すると、石川はリーグ3位(Aパス)を誇る盤石なレセプションが珍しく乱れ、さらにブロックアウトを狙った打球が不運にもインになるなど3連続失点に絡んでしまう。ロベルト・ピアッツァ監督は3点差に詰め寄られたところで、シーズン前半に2セットを先取しながら追いつかれフルセットへ持ち込まれた相手を警戒してか、背番号14をベンチに下げることを決断。その後、ミラノは徐々に点差を広げて試合をイーブンに戻した後、続く2セットを連取して狙い通りに勝点「3」を手にした。
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第4セット終盤にリリーフサーバーとして1度コートに戻ったのみで第2セット途中までの出場となり、4得点(アタック2、エース2)を記録するにとどまった石川。試合後に、「チームとして(勝点)3点取れたのは非常に良かったことなので、継続していきたい」と試合結果を喜びつつも、「個人的には途中交代してしまったので」と悔しさをにじませながら、強豪チヴィタノーヴァとトレンティーノとの2連戦が控えるシーズン残り4試合に向けて、「強いチーム相手にしっかり活躍をして、自分のパフォーマンスを発揮して、自分がコートに必要ということを証明していきたい」と力強く復調を誓った。
次戦はいよいよ、シーズン後半からセリエAに参戦している日本代表のチームメート、高橋藍との直接対決。日本時間28日午前4時30分開始の後半第10節でキオエネ・パドヴァとのアウェー戦に臨む。
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