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コロナに泣いたジャンプの“絶対女王“が「全部信じたくなかった」と告白!スーツ違反の“茶番劇”には「凄く変なルールだった」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.21

今季W杯では6勝を挙げるクラマーだがコロナ感染を受け、五輪は欠場を強いられた。(C)Getty Images

今季W杯では6勝を挙げるクラマーだがコロナ感染を受け、五輪は欠場を強いられた。(C)Getty Images

 コロナ禍で開催された北京五輪では、スタート位置にすら立てず涙した選手もいた。金メダル最有力候補と目されていた女子スキージャンプ界のスター、マリタ・クラマー(オーストリア)もその一人だ。

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 今季W杯で6勝を挙げる20歳の絶対女王は、北京へ旅立つ直前のPCR検査でコロナ陽性を告げられたのだ。悲しみに暮れた彼女は、「恐ろしくて、眠れない夜が続いた」と地元メディア『Salzburg24』で告白し、1週間以上無気力な状態で日々を過ごしたと話す。

「全部信じたくなかった。あり得ないような悪夢を見ているようだったけど、現実だった。本当に心に穴が開くものでした。北京でプレーすることを念頭に置いていたのに、突然それがなくなってしまったのだから。最悪の気持ちでした」

 イタリアのミラノとコルティナダンペッツォ(共同開催)で開催する2026年の冬季五輪を24歳で迎えるクラマー。「これからもオリンピックは何度もありますが、4年に一度しかない。4年の月日は長いですし、予想外のことだって起きる」といまだ整理しきれていない様子を見せている。
 
 スーツ規定違反が相次いだ混合団体戦の“茶番劇”に巻き込まれ、オーストリアの仲間たちは5位に終わった。その姿をTVで観戦していた20歳は多くは語らなかったものの、「凄く変なルールだった」と不審がる素振りは隠さなかった。

 現地時間2月25日にオーストリアのヒンツェンバッハで開催するW杯から参戦予定のクラマー。「完全に復活しました。精神的にはもちろん難しいし、モチベーションも最初はそう簡単にはいかないけど、徐々に調子は上がってきている」と前を向く。五輪欠場の悔しさをぶつけ、初の年間総合優勝に輝くだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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