羽生結弦の国際的人気に陰りは見えない。現地時間2月20日には、中国で彼に向けられた特別な歌がリリースされ、大反響を巻き起こしている。
【北京五輪PHOTO】羽生結弦が『春よ、来い』で優雅に舞う! エキシビションならではの笑顔&ビンドゥンドゥンと戯れる姿も
先日まで開催されていた北京五輪において、94年ぶりとなる3連覇の期待がかけられた羽生。だが、右足首の怪我をおして出場した“氷上のプリンス”は精彩を欠き、男子シングルスでは4位となり、王座から陥落した。
ただ、27歳の偉才が魅せる圧倒的な存在感に心を打たれた人は少なくない。中国歌劇舞劇院の役者で、国内でも名のある歌手のリー・ユーガン氏もそのひとりだ。
2月20日に中国版ツイッター『Weibo』のアカウントを更新したリー・ユーガン氏は、「私の想像をかき立てた」と羽生に向けた曲を作詞作曲したと発表。その投稿のなかで、自身の思いのたけを記した。
「ある日、テレビの近くにいた時に、『桃の花のような美しい人に会えて幸せだ』という心を動かす解説が聞こえてきた。そこで私の目に飛び込んできたのは、ひとりのアジアの少年が我を忘れたように舞い踊る姿だった。彼がユヅル・ハニュウだと知ったのは後のことだ。私はテレビのこの上ない解説を聞きながら、次から次へと美しさと力強さを見せつけるこの少年をもっと知りたくなった」
さらに羽生を目の当たりにして以来、「真のスポーツ精神とは何かをより理解しようとした」というリー・ユーガン氏は、こうも続けている。
「私の中で、ユヅルが見せた真のスポーツ精神とは、海を越え、山を越え、国境を越え、たゆまぬ努力を続けて、愛と平和を表現すること。そう解釈できるようになった。ユヅルの強い意志と、素朴かつ真摯な愛は、固まったものを全て溶かしてしまう」
日本の天才スケーターへの並々ならぬ想いを綴ったリー・ユーガン氏。無論、彼が「世界を素晴らしくしようとするすべての人々を称えたい想いで、誠の心で書いた」という歌詞は、「羽生愛」に溢れている。中国紙『環球時報』などが伝える曲の一節を紹介しよう。
「羽はとめどなく舞い降りて、想いの弦を紡ぎ上げる。絶世の東洋美人が祈りを捧げている」
「その姿は玉のように美しく、松のように凛々しく、鳥のようにしなやかで、龍のように自由気まま。時を越えてなお、輝き続け、羽をはばたかせて舞い上がり、響きを奏でる弦となる」
他国の人にここまでの感銘を与える羽生。今回のようなエピソードこそが、彼のスター性を如実に物語ると言えるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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2月20日に中国版ツイッター『Weibo』のアカウントを更新したリー・ユーガン氏は、「私の想像をかき立てた」と羽生に向けた曲を作詞作曲したと発表。その投稿のなかで、自身の思いのたけを記した。
「ある日、テレビの近くにいた時に、『桃の花のような美しい人に会えて幸せだ』という心を動かす解説が聞こえてきた。そこで私の目に飛び込んできたのは、ひとりのアジアの少年が我を忘れたように舞い踊る姿だった。彼がユヅル・ハニュウだと知ったのは後のことだ。私はテレビのこの上ない解説を聞きながら、次から次へと美しさと力強さを見せつけるこの少年をもっと知りたくなった」
さらに羽生を目の当たりにして以来、「真のスポーツ精神とは何かをより理解しようとした」というリー・ユーガン氏は、こうも続けている。
「私の中で、ユヅルが見せた真のスポーツ精神とは、海を越え、山を越え、国境を越え、たゆまぬ努力を続けて、愛と平和を表現すること。そう解釈できるようになった。ユヅルの強い意志と、素朴かつ真摯な愛は、固まったものを全て溶かしてしまう」
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「羽はとめどなく舞い降りて、想いの弦を紡ぎ上げる。絶世の東洋美人が祈りを捧げている」
「その姿は玉のように美しく、松のように凛々しく、鳥のようにしなやかで、龍のように自由気まま。時を越えてなお、輝き続け、羽をはばたかせて舞い上がり、響きを奏でる弦となる」
他国の人にここまでの感銘を与える羽生。今回のようなエピソードこそが、彼のスター性を如実に物語ると言えるだろう。
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