２月21日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は、後楽園ホールで『スターダム後楽園ホール大会』を開催。注目のメインイベントでは、アーティスト・オブ・スターダム選手権試合として、チャンピオンチーム舞華＆ひめか＆なつぽいの舞ひめぽいに、スターライト・キッド＆琉悪夏＆吏南のヤング大江戸隊が挑戦した。
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　本部席でスターダム復帰を宣言したKAIRIが見守るなか、開始した試合は勢いのあるヤング大江戸隊を、舞ひめぽいが連携で翻弄。とりわけパワーが増した舞華は凄まじく、大江戸隊のスピード自慢であるキッドも良さを完全に消されてしまう。

　タイトル奪取に燃える琉悪夏と吏南は最後まで激しく突っかかっていくが、ワンダー・オブ・スターダム王座への挑戦を間近に控えるなつぽいがことごとく返し、最後は必殺のラ・マヒストラルで琉悪夏を丸め込んだ。

　試合後、大江戸隊は、なつぽいに卑劣な攻撃を開始。そんな傍若無人なメンバーの前に立ちはだかったのは、本部席にいたKAIRIだった。
  　すかさずキッドはコーナーに登り、「KAIRI！ 関係ねーやつが何で出て来てるんだよ？ 岩谷麻優はここにいねーぞ？ それとも私が気になり過ぎてリングに上がっちゃった？ そんなに私が気になるんだったら、両国の２日目に私がシングルでやってやるよ。そこで今のスターダムを存分に味合わせてやるから！ 答えはイエスしかねーよな？」とシングルマッチを突き付けた。

　返す刀でKAIRIも呼応する。キッドを睨みつけると、「ちょっと見ないうちに成長したね！キライじゃない！ いいよ！ シングルマッチ。どうですか？ ウチら小さい同士だけどさ、一番でっかい試合して、どっちかがぶっ倒れるまでやり合おう！」と言い放った。

　これでKAIRIは3月26日に岩谷とのタッグで中野たむ＆ウナギ・サヤカと、翌日に、キッドと対戦することが濃厚となった。両国は大きな盛り上がりを見せそうだ。

◆スターダム◆
『スターダム後楽園ホール大会』
東京・後楽園ホール
観衆　714人（満員）
▼アーティスト・オブ・スターダム選手権試合（30分1本勝負）
＜王者組＞舞華＆ひめか＆○なつぽい（19分00秒　ラ・マヒストラル）スターライト・キッド＆琉悪夏●＆吏南＜挑戦者組＞
※第26代王者組が5度目の防衛に成功。

取材・文●どら増田

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