２月22日、女子プロゴルファー稲見萌寧が３月から楽天グループ株式会社の所属契約を締結したと発表した。昨シーズン９勝をマーク、東京五輪では銀メダルを獲得するなど目覚ましい成績を残し賞金女王にも輝いた稲見は、「この度、所属契約をさせていただきました。世界中のトップアスリートの方たちを支援されているので、そこに私が所属として迎え入れてもらえたので、本当に名誉なことだと思いますし、とても嬉しく思います」と挨拶した。

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　同社所属の第１号プロゴルファーとなった22歳は、「所属として恥じないように、まず今年の目標は１勝を上げることなので少しずつ目標を達成していき、昨シーズンよりはっていうのは厳しいかもですが、それでも成績を残して良い順位で迎えられるように頑張りたい」と抱負を口にした。

　２シーズン連続での賞金女王について問われると、「賞金女王は全然考えてない」と答えるも、「身近な目標をクリアして、また目標を立ててそれをクリアしてと、そういうことをやるタイプ。なので後半戦に近づいて、もし順位が近ければしっかりと狙っていけるようにしたらいいな」とコメントした。
  　昨シーズンからスポンサー契約を結び、今シーズンから所属として迎え入れた楽天の三木谷浩史社長は、「将来性を感じる、日本の女子プロゴルフ界の未来を担う成績だと思います。永久シードを獲るような選手になって日本のゴルフ界の歴史に残る選手に」と期待を寄せている。

　日本女子プロゴルフツアー（JLPGA）の今季の開幕戦は、３月３日の『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』だ。新たなスタートを切る稲見のパフォーマンスに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部