専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

「特にタカナシは気の毒」ゴタゴタ続きだった北京五輪に独メディアが指摘! スキージャンプ失格騒動は「史上類を見ない茶番劇」

THE DIGEST編集部

2022.02.23

2本目を飛んだ高梨の目には悔し涙が。同じく失格騒動に巻き込まれたライバル国の怒りも収まっていない様子だ。(C)Getty Images

2本目を飛んだ高梨の目には悔し涙が。同じく失格騒動に巻き込まれたライバル国の怒りも収まっていない様子だ。(C)Getty Images

 2月20日に幕を閉じた北京五輪。17日間で感動的なドラマが幾つも生まれた一方、世界的に物議を醸すようなトラブルが相次いで起こった大会でもあった。

【北京五輪PHOTO】涙を乗り越えて驚異的な大ジャンプ! 日本女子のエース・高梨沙羅の雄姿をお届け!

 閉幕から一夜明けた21日、ドイツメディア『sport1』は、そのゴタゴタに関する特集を掲載。まず「開幕前から批判はすさまじかった」として、ウイグルを中心とした人権問題、昨年11月に噴出した女子テニスのペン・シューアイ騒動などを挙げ、「中国は大きな逆風にさらされていた」と振り返っている。

 さらに同メディアが指摘するとおり、「開幕後もネガティブな見出しは止まらなかった」。新型コロナウイルス陽性の選手が指定される検疫ホテルでの劣悪な環境、女子フィギュアスケートのカミラ・ワリエワ(ロシアオリンピック委員会=ROC)を巡るドーピング問題などだ。
 
 なかでも日本にとって衝撃的だったのは、スキージャンプ混合団体で起きた失格騒動だろう。ここでは、高梨沙羅(クラレ)を含む女子5選手が「スーツ規定違反」という理由で失格となり、オーストリア、ドイツ、ノルウェーといった強豪が次々と表彰台からこぼれ落ちていった。

 新種目で起こったこのハプニングについて、「五輪史上類を見ない茶番劇に発展してしまった」と言及した同メディア。「混乱は男子ジャンプでも続き、敗者ばかりが目立つ結果になった」としたうえで、「特に日本のサラ・タカナシは気の毒だった」と同情を寄せている。

 今大会では、スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを手にした、平野歩夢(TOKIOインカラミ)への不可解採点でも論争が巻き起こった。4年に1度の大舞台へ努力を重ねてきた選手ためにも、まずは浮き彫りとなったこれらの課題をひとつずつクリアしていく必要がある。

構成●THE DIGEST編集部

【北京五輪PHOTO】五輪デビューは涙の4位。カミラ・ワリエワの演技をプレーバック

【PHOTO】高梨沙羅、藤沢五月、小平奈緒…北京五輪で注目を集めた日本の女性アスリートを一挙紹介!

【PHOTO】北京五輪で輝け!冬のスポーツシーンを彩った「美女トップアスリート」たちを一挙紹介!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号